2018年4月9日、新華視點は「対中貿(mào)易摩擦から見える米國の3つの焦り」とする記事を掲載した。

中國の知的財産権侵害を理由とした米國の「報復(fù)関稅」を発端に、米中貿(mào)易摩擦が激化している。米國の強気の裏には、中國の急速な経済発展と技術(shù)革新に対する焦りが見える。今後中國の反撃を受け、米國がダメージを受ける恐れがある。

焦りの1つ目は、中國の製造業(yè)が急速に高度化していることにある。米國の制裁関稅の対象は、情報?通信技術(shù)、航空開発、ロボット、醫(yī)薬品など多岐に渡っている。つまり中國が急速に実力を伸ばし、米國が焦りを感じている分野である。

2つ目に、中國が反撃の報復(fù)関稅を発表したことで、米國が直接受ける打撃に対する焦りだ。米國の報復(fù)関稅に対し、中國は米國産大豆、自動車、飛行機など106品目について25％の関稅を課すと発表した。米國の「急所」を狙い撃ちしたのだ。大豆などは単一製品で単価は高くないが、影響を及ぼす分野が非常に広い。

最後に、米國から貿(mào)易戦爭を仕掛けたにもかかわらず、自らがんじがらめになって身動きが取れなくなることへの恐れだ。米國から中國へは観光、教育、映畫、出版などサービス製品輸出が急速に伸びている。これらの分野への締め付けが始まれば、米國は自分の首を絞めることになる。（翻訳?編集/大宮）