2018年4月10日、米華字メディアの多維新聞は、中國海南省の博鰲（ボアオ）で開催中の「ボアオ?アジアフォーラム」年次総會について、「中國の習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席が10日に演説を行うなど中國外交の重要な活動にもかかわらず、なぜアフリカ諸國の首脳は集団欠席したのか」とする記事を掲載した。

記事は、アジアを中心に経済協(xié)力について話し合うボアオ?アジアフォーラムについて、「1998年9月にオーストラリアのホーク元首相や日本の細川護熙元首相、フィリピンのラモス元大統(tǒng)領(lǐng)らが提唱し設(shè)立された世界経済フォーラムの『アジア版』であり、2002年から毎年、中國海南省の博鰲で年次総會が開催されている」と紹介した。

その上で記事は、13年の年次総會には當時ザンビアの大統(tǒng)領(lǐng)だったマイケル?サタ氏、15年の年次総會にはウガンダのヨウェリ?ムセベニ大統(tǒng)領(lǐng)やザンビアのエドガー?ルング大統(tǒng)領(lǐng)、17年の年次総會にはマダガスカルのヘリー?ラジャオナリマンピアニナ大統(tǒng)領(lǐng)らが出席したことを紹介した上で、「アフリカ諸國のこれまでの參加は自発的なものだ」とし、今回の不參加も「正常なもの」とした。

記事は「アフリカ諸國は今回のボアオ?アジアフォーラムに指導(dǎo)者を送らなかったが、昨年10月の中國共産黨大會以降、アフリカの多くの國々の首脳や外相が中國を訪問した」とし、モロッコのナッセール?ブリタ外相、ジブチのイスマイル?オマル?ゲレ大統(tǒng)領(lǐng)、タンザニアのオーガスティン?マヒガ外相、ガンビアのアダマ?バロウ大統(tǒng)領(lǐng)、カメルーンのポール?ビヤ大統(tǒng)領(lǐng)、ナミビアのヘイジ?ガインゴブ大統(tǒng)領(lǐng)、ジンバブエのエマーソン?ムナンガグワ大統(tǒng)領(lǐng)らの名を挙げた。また中國の王毅（ワン?イー）外相が今年1月にルワンダ、アンゴラ、ガボン、サントメ?プリンシペのアフリカ4カ國を歴訪したことを紹介し「高位級の交流は頻繁に行われている」と指摘した。

その上で記事は「中國で今年9月に開かれる中國?アフリカ協(xié)力フォーラムのサミットに、50人を超えるアフリカ諸國の元首や政府首脳、代表者らが出席を予定している。中國とアフリカにはこうした多國間の外交活動の場がある。アフリカ諸國の首脳たちはそうした點を考慮し、ボアオ?アジアフォーラムへの不參加を決めたのだろう」と論じた。（翻訳?編集/柳川）