2012年2月21日、重慶晩報(bào)に映畫「HACHI―約束の犬」をほうふつさせる忠犬の話題が掲載された。チャイナフォトプレスが伝えた。

【その他の寫真】

20日、「ここを掃除して2年ほどになるけど、ほとんど毎日あの子に會(huì)うよ」と街道の掃除婦はいう。このペキニーズ犬は、この4年間というものほぼ毎日、朝9時(shí)から夕方5時(shí)までゆううつな様子で同じ場(chǎng)所にいる。マイクロブログでも捨て犬ではないかと話題になっていた。20日10時(shí)ごろ、重慶市沙楊路南開歩行路の信號(hào)付近にいるという犬の旺財(cái)（ワンツァイ）を訪ねた。寫真を撮られてもおとなしく、えさを與えても食べようとしない。

調(diào)べてみると、近くに住む秦（チン）さんが旺財(cái)の飼い主だと判明した。秦さん宅での旺財(cái)は賢く活発だという。朝、16階に住む秦さんと一緒にエレベーターで1階まで下り、いつもの場(chǎng)所へ行き、晝おなかが空くとガードマンにエレベーターのボタンを押してもらい、家まで戻って家の前に主人が用意したえさを食べ、降りる人についてまた出かけるという。夜、秦さん夫妻の帰宅に合わせて帰り、奧さんと一緒にテレビを見ている時(shí)が旺財(cái)にとって一番楽しい時(shí)間だ。ダウンジャケットでベッドを作ってもらい、トリミングも定期的にしているという。

どうやら、旺財(cái)は幸せな飼い犬のようだが、なぜゆううつな様子で毎日同じ場(chǎng)所に座っているのだろう。4年ほど前に秦さんに拾われてから、旺財(cái)はどういうわけか出かけるのが好きで、一番のお?dú)荬巳毪辘掝}になっている銀行の入り口だと分かった。この場(chǎng)所は、秦さんに拾われた場(chǎng)所から近く、昔の飼い主を探しているのかもしれない。「旺財(cái)はもしかしたら昔の飼い主を待っているのかもしれないし、私が仕事から帰ってくるのを待っているのかもしれない。どっちにしても私は幸せですよ」と秦さんは笑う。（翻訳?編集/渡邊英子）