2018年4月10日、米華字メディアの多維新聞は、中國海南省の博鰲（ボアオ）で開催中の「ボアオ?アジアフォーラム」年次総會について、「提唱國である日本の政府要人はなぜ長期間不參加なのか」とする記事を掲載した。

記事は冒頭、今年の「ボアオ?アジアフォーラム」年次総會について、「習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席が10日に演説するなど、中國のホームで今年始めて行われる重要な外交活動だ」と指摘した。

その上で、アジアを中心に経済協(xié)力について話し合う同フォーラムについて「1998年9月にオーストラリアのホーク元首相、日本の細(xì)川護(hù)熙元首相、フィリピンのラモス元大統(tǒng)領(lǐng)の3人が提唱し設(shè)立された、ダボス會議を主催する世界経済フォーラムの『アジア版』であり、2002年から毎年、中國海南省の博鰲で年次総會が開催されている」と紹介した上で、「02年の第1回年次総會で當(dāng)時(shí)の小泉純一郎首相が演説を行って以降、日本の現(xiàn)職の政府要人の不參加が常態(tài)化している」とした。

記事は「同フォーラムは非公式の組織であるため、各國の指導(dǎo)者や政府要人が毎年參加するものではない」とした一方で、「オーストラリアの首相やフィリピンの大統(tǒng)領(lǐng)はこれまでに複數(shù)回參加している」と指摘?！缸钪匾侍岢獓我护膜扦ⅳ肴毡兢?、首相が一度參加しただけでその後は首相や閣僚が姿を見せていないことを熟考する価値がある」とした。

記事は、日本の政府要人が長期間不參加である背景について「小泉政権當(dāng)時(shí)の靖國神社參拝問題や05年の反日デモ、10年の尖閣諸島抗議デモなどによる日中関係の悪化」「非公式の経済フォーラムのため、アジア太平洋経済協(xié)力會議（APEC）の非公式首脳會合に比べ重要度が低い」「日本の政財(cái)界に大きな影響力を持つ福田康夫元首相が同フォーラム理事長を務(wù)めているため、日本は他の政府要人を派遣しない」「中國の臺頭に伴い、日本は中國主導(dǎo)の同フォーラムに対抗意識を持っている」などを可能性として挙げた。（翻訳?編集/柳川）