猛威を振るう黃砂の「犯人」は防護(hù)林?―中國(guó)メディア

人民網(wǎng)日本語版    2018年4月12日(木) 6時(shí)40分

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4月10日、北京などの地域に強(qiáng)風(fēng)が到來し、砂塵が吹き飛ばされた。黃砂が発生するのは今年で7回目となるが、今年はなぜこれほど多いのだろうか。

4月10日、北京などの地域に強(qiáng)風(fēng)が到來し、砂塵が吹き飛ばされた。黃砂が発生するのは今年で7回目となるが、今年はなぜこれほど多いのだろうか??萍既?qǐng)?bào)が伝えた。

中國(guó)気象局環(huán)境気象センター高級(jí)エンジニアの饒暁琴(ラオ?シャオチン)氏は、「このところ黃砂が多発しているが、これは気象の特徴と密接な関係がある。北京は今年に入りほとんど雨が降っておらず、周辺地域の降水量も少なめで、さらに気溫が急激に上昇し、地表の土壌の氷がほぼ溶け、冷たい大気の活動(dòng)が活発になっている。全體的に見て、黃砂が生じやすい気象條件になっている」と指摘した。

「三北(東北?西北?華北) 防護(hù)林プロジェクトが風(fēng)を遮り、北京?天津?河北の煙霧日數(shù)を増やしている。三北防護(hù)林の木が切られたから、黃砂の日數(shù)が増えている」といううわさがあるが、このように防護(hù)林が常に「犯人」扱いされている。

しかし、中國(guó)気象科學(xué)研究院の徐祥徳(シュー?シアンダー)氏は、「防護(hù)林帯の主な効果は、砂を固定し水と土を保ち、風(fēng)による侵食を弱め黃砂を減らすことだ。冷たい大気と強(qiáng)風(fēng)の影響範(fàn)囲は垂直方向で1500メートル以上であり、2?30メートルの高さの防護(hù)林はこの冷たい大気や寒波を遮ることができない」と説明した。

また、環(huán)境保護(hù)専門家の彭応登(ポン?インデン)氏は、「三北防護(hù)林は黃砂対策としては有効だが、効果には限りがある。これは三北防護(hù)林プロジェクトが有する林が少なすぎるからだ」と強(qiáng)調(diào)した。

科學(xué)研究者100人が4年の月日をかけて完了させた國(guó)家林業(yè)公益性業(yè)界重大科學(xué)研究特別プロジェクト「森林のPM2.5などの粒子狀物質(zhì)に対する抑制機(jī)能及び技術(shù)の研究」によると、北京市海淀區(qū)など中心市街地6區(qū)のすべての植物が、年平均で9789トンの粒子狀物質(zhì)を留めることができる。うちPM2.5は105トン。森林?植物により、北京の大気品質(zhì)「2級(jí)優(yōu)良日」が毎年15日増加するとしている。

彭氏は、「三北防護(hù)林にも同じような効果がある?,F(xiàn)在新たな黃砂源となっているのは西北の荒れ地と耕作地、河套地區(qū)の半乾燥?半濕潤(rùn)地區(qū)などだ。これらの地方で植樹と緑化を急ぎ、植物で地面を覆えば、三北防護(hù)林の範(fàn)囲を拡大できる」と述べた。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YF)

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