人民網(wǎng)日本語版 2018年4月13日(金) 6時20分
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日本の就業(yè)構(gòu)造は大きく変化しており、「フリーランス」になる人が増加している。自分らしく生活しながら仕事をしたい人が増えており、日本の伝統(tǒng)的な就業(yè)スタイルはターニングポイントを迎えている。資料寫真。
日本の就業(yè)構(gòu)造は現(xiàn)在大きく変化しており、「フリーランス」になる人が増加している。自分らしく生活しながら仕事をしたい人が増えており、日本の伝統(tǒng)的な就業(yè)スタイルはターニングポイントを迎えている。雑誌「環(huán)球」が伝えた。
■フリーランスがブームに
厚生労働省の調(diào)査によると、2016年、副業(yè)形態(tài)なども含めた広義のフリーランスの人口は1064萬人と、前年に比べて17%増加した。
フリーランサーは、仕事は好きな時間に行い、仕事をする場所も自由で、複雑な職場の人間関係に悩まされることもない。厚生労働省の調(diào)査では、企業(yè)と雇用関係のある労働者と比べて、フリーランサーは「自分のやりたい仕事が自由に選択できる」ことなどに満足を感じているとしている。
広報活動業(yè)に攜わるフリーランサーの平田麻莉さん(35)は、「私はどんな仕事もやってみたい。フリーランスは私の性格に合っており、毎日充実して幸せ。時間にも融通が利き、仕事のせいで家族の世話ができないということもない。例えば、親が病気になっても、一日中世話をすることができる。普通の仕事だったら、ジレンマに陥ってしまう」と話す。
インターネットなどの通信手段の発展がフリーランスを可能な就業(yè)形態(tài)にしている。平田さんは仕事のファイルをDropboxやGoogle Driveに保存し、空いた時間を利用して仕事をしている。
企業(yè)レベルでも、便利なインターネット通信が新しい業(yè)態(tài)スタイルを生んでいる。クラウドソーシングサービス「Lancers」もその一つだ。同プラットフォームでは、個人や企業(yè)が作成?ライティング、文字起こし、翻訳などの業(yè)務を依頼することができる。2017年8月の時點で、同プラットフォームで依頼された業(yè)務件數(shù)は約163萬件、総額は約2000億円に達している。日本ではLancersのようなクラウドソーシングサイトが続々と登場している。
16年に経済産業(yè)省が発表した「新産業(yè)構(gòu)造ビジョン」は、経済のグローバル化、商業(yè)運行の高速化が進むにつれ、労働者と企業(yè)の関係が「固定の雇用型」から「産業(yè)の特徴やビジネススタイルに基づいて人員を配置するプロジェクト型」へと変化し、フリーランス型の雇用スタイルが少しずつ増加すると予想されている。
■準備不足
しかし、あるアナリストは、フリーランスブームが巻き起こっているものの、日本社會は明らかに準備不足との見方を示している。
フリーランスはさまざまな面で便利であるものの、社會保険など、固定の雇用関係により得られる保障や福利厚生がない?!感庐b業(yè)構(gòu)造ビジョン」によると、フリーランサーを個體とする場合、企業(yè)から仕事をもらっても立場は弱く、現(xiàn)存の労働法體系では十分な保障を得ることができない。14年のある調(diào)査報告によると、フリーランサーの約33%が「企業(yè)と交渉する際、自分の立場は弱い」と感じていた。厚生労働省の調(diào)査でも、フリーランサーの約80%が「企業(yè)から社會保障?福利厚生を全くもらっていない」と回答した。同割合は、固定の雇用関係がある正社員を見るとわずか2.8%にとどまっている。
収入を見ると、日本のフリーランサーの満足度は低い。ある調(diào)査では、フリーランサーの1週間當たりの平均労働時間は固定の仕事がある人とほぼ同じであるものの、年収には開きがある。Lancersの16年の調(diào)査では、収入が不安定であることが、日本人がフリーランサーになる際に最も不安視することだった。
その他、日本の労働者はこれまで企業(yè)を通してスキルアップをしてきたため、日本人の就職後の自己啓発意識はそれほど高くない。フリーランサーになれば、自分で常にスキルアップしなければならず、それもフリーランスの普及にとって足かせとなっている。
■政府とフリーランサーの協(xié)力が必要
第4次産業(yè)革命が推進されるにつれ、日本の就業(yè)構(gòu)造、企業(yè)と個人の関係も変化してきている。伝統(tǒng)的な終身雇用制度は社會の安定には役立つものの、日進月歩で変革する経済社會にはマッチしなくなっており、人材の自由な流動の妨げになり、日本の労働生産率が低迷する主な原因の一つにさえなっている。
また、日本のフリーランサーの規(guī)模が日に日に拡大し、日本政府は最近になってやっとフリーランスブームに注目するようになっている。例えば、16年から、日本政府は大々的に「働き方改革」を?qū)g施し、フリーランスの普及?推進をその重要な措置の一つとしている。
日本政府が行動し始めたというニュースを見た平田さんは、「日本にもフリーランサーの時代がついに來た」と感じ、すぐに他のフリーランサーと共に行動を起こし、一般社団法人「プロフェッショナル&パラレルキャリア?フリーランス協(xié)會」を立ち上げた。今年3月の時點で、企業(yè)100社が同協(xié)會のスポンサーとなっている。
同協(xié)會は、大企業(yè)にしかない福利厚生制度や納稅、法律などに関する相談など、フリーランサー特有の悩みに的を絞ったサービスを會員に提供している?!搁L年自分が経験してきたたくさんの問題や不安に基づいて、フリーランサーの仕事の環(huán)境が改善できるよう、いろんなことを試している。例えば保険會社と、フリーランサー向けの保険を用意したり、會員らがグループで保険に加入すれば保険料が安くなったりできないか交渉している」と平田さん。
同協(xié)會はフリーランサーにとっての「駆け込み寺」となっているだけでなく、政府とのパイプ役という役割も果たしている。平田さんによると、同協(xié)會は、定期的に政府と交渉し、いろんなことを求めている。例えば、最近では、現(xiàn)有の就業(yè)保険に代わる新制度を打ち出してフリーランサーが加入できるようにしてほしいと伝えたという。
「フリーランサーは広く意見を求め、聲を上げ、日本の社會でフリーランサー全員が仕事や生活がしやすくなるよう、共に取り組まなければならない」と平田さんは話している。(編集KN)
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