2018年4月12日、中國(guó)で最近、日本を禮賛し日中戦爭(zhēng)時(shí)代の日本軍の軍服などを著て楽しむ一部の若者「精日（精神日本人）」が増えているという。米華字メディアの多維新聞にこのほど、彼らの本音が掲載されている。

中國(guó)で「精日」問題が取り沙汰されるようになったのは、昨年8月、第2次上海事変（1937年）の記念館前で4人の男性が舊日本海軍のものとされる軍服姿で寫る寫真が投稿されているのが見つかり物議を醸したのがきっかけだ。

今年2月には、南京市の紫金山にある抗日烈士の英霊前で、舊日本軍のものとされる軍服姿で、軍刀や歩兵銃、舊日本軍の「武運(yùn)長(zhǎng)久」旗を手にして自撮りした男2人が15日間の行政拘留処分を受けた。また、「南京大虐殺の死者はたったの30萬人。少なすぎた」などとネット上に投稿した男も5日間の行政拘留処分を受けた。こうした事態(tài)を受け、王毅（ワン?イー）外相が「中國(guó)人のくずだ」と批判し大きな注目を集めた。

多維新聞が電話取材した、王明（ワン?ミン）さん（仮名）は、「精日」を理由に最終的に日本國(guó)籍を取得する道を選んだ。王さんは、「精日」は十?dāng)?shù)年前の（日本やその文化を愛好する）「哈日」に類似しているとし、「精日イコール反中」という見方には同意できないと主張する。

「中國(guó)から日本を訪れる人が増え、本當(dāng)の日本の姿を知り、日本が好きになった。同時(shí)に、中國(guó)國(guó)內(nèi)の反日教育への反発もある。精日は、禮儀正しく秩序を守る日本人の行動(dòng)スタイルに従う。例えば中國(guó)人の多くが信號(hào)を無視し、道路上では人も車も割り込み放題だ。精日は交通ルールを守る?！壕袢毡救恕护群簸证瑜?、『民度の高い中國(guó)人』と呼ぶ方がふさわしい」と語る。日本との戦爭(zhēng)遺跡前で舊日本軍のものとされる軍服姿で自撮りする行為については「どの國(guó)を愛するかは個(gè)人の自由だ。若者にとっては一種のゲームや気晴らしのようなもの。大騒ぎするほどのものではない。だが中國(guó)政府による長(zhǎng)期間の反日教育方針が、そうした行為にレッテルを貼り付けている」と述べたという。

上海で暮らす「精日」の紅霞（ホン?シア）さん（仮名）は、王外相の批判について「価値観が違う」と気にも留めない様子だ?！钢袊?guó)の多くの若者が素養(yǎng)の高い日本人に學(xué)ぶことは、將來の中國(guó)社會(huì)の進(jìn)歩にとって寶となる。若い精日たちは中國(guó)社會(huì)に良い道徳習(xí)慣をもたらしている」との考えを示したという。（翻訳?編集/柳川）