2012年2月28日、シンガポール華字紙?聯(lián)合早報(bào)は、中國の雷鋒キャンペーンについて報(bào)じた。

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1962年、わずか22歳の若さで命を落とした中國人民解放軍の兵士?雷鋒。翌63年、毛沢東は「雷鋒同志に學(xué)べ」と題した運(yùn)動を始め、模範(fàn)兵士としてたたえた。運(yùn)動が始まった3月5日は雷鋒記念日となっている。

今年2012年は雷鋒沒後50周年。人民日報(bào)、中國中央電視臺は雷鋒キャンペーンを始めた。27日には中國共産黨中央宣伝部は「雷鋒精神実踐」記者會見を開催、雷鋒の「共産黨、國家、社會主義に対する熱愛を人々は學(xué)ぶべきだ」と訴えた。

もっとも市場経済の荒波にさらされた現(xiàn)代の中國人は雷鋒キャンペーンについて冷淡だ。毎年、記念日を迎えた3月には雷鋒精神が取り上げられ、學(xué)校や政府機(jī)関で學(xué)習(xí)會が開催されるが、4月になったら忘れ去られてしまうと揶揄されている?！咐卒hおじさんには戸籍がない」と呼ばれるゆえんだ。

先日、羊城晩報(bào)は雷鋒に関するコラムを掲載。中國は理想主義とロマン主義を掲げ、性善説を採用してきたが、性悪説に則った悪を封じ込める體制作りをおろそかにしてきたと主張。これこそが第二の雷鋒が登場せず、逆に雷鋒の敵ばかりが現(xiàn)れる原因だと論じている。（翻訳?編集/KT）