2018年4月13日、韓國(guó)?東亜日?qǐng)?bào)はこのほど、業(yè)界1位を走る日本企業(yè)の「秘訣（ひけつ）」について報(bào)じた。

同紙が紹介するのは神奈川県川崎市でチョークを製造する日本理化學(xué)工業(yè)。従業(yè)員數(shù)85人のうち63人が知的障がい者で、特に製作ラインは15人全員が知的障がいを持っているそうだ。當(dāng)初は「生産性が落ちてしまうのではないか」という憂(yōu)慮もあったというが、現(xiàn)在では業(yè)界1位を走っているという。

記事では、この秘訣について「（一般人の10倍にもなる）人並み外れた集中力」を挙げ、「時(shí)計(jì)が読めない、字が読めない、言葉が理解できないなどさまざまな問(wèn)題を、試行錯(cuò)誤と思いやりを通じて高い生産性をなすまでになった」と伝えている。會(huì)社側(cè)では、知的障がい者を採(cǎi)用する際に「自分一人の力で會(huì)社に通えること」「他人に迷惑をかけないこと」「あいさつをきちんとし、意思疎通のために努力すること」「一生懸命働くこと」「周りの人の話(huà)をしっかり聞くこと」の五つの約束を要求するそうだ。18?19歳で入社し、多くが定年まで働くとのこと。

さらに記事は同社の歴史について「1937年の設(shè)立時(shí)には平凡なチョーク會(huì)社だったが、変わったのは60年。3代目社長(zhǎng)で當(dāng)時(shí)専務(wù)だった大山泰弘會(huì)長(zhǎng)が、會(huì)社近くの障がい者學(xué)校で卒業(yè)を控えた女子生徒2人を2週間限定の実習(xí)生として受け入れたことがきっかけだった」と説明。

當(dāng)時(shí)の日本では、學(xué)校を卒業(yè)した知的障がい者は地方の障がい者施設(shè)に送られて一生を過(guò)ごすのが一般的だったという。そして2週間後、熱心に働く姿に心を動(dòng)かされた職員らの建議により正社員への採(cǎi)用が決定し、65歳の定年退職まで無(wú)遅刻無(wú)欠勤で働いたそうだ。障がい者の雇用を増やす過(guò)程で悩みも多かったというが、大山會(huì)長(zhǎng)はある僧侶の言葉を通じて「企業(yè)の存在価値は人間を幸せにしてあげるところにある」ことを悟ったと後日明らかにしたとのこと。

記事はまた、同社について「2008年に『日本で最も大切にしたい會(huì)社』という本に紹介され、09年には鳩山由紀(jì)夫首相（當(dāng)時(shí)）が國(guó)會(huì)演説で言及して全國(guó)的に有名になった」とも伝えている。

これを受け、韓國(guó)のネット上では「日本をたたく前に、見(jiàn)習(xí)うべきところは見(jiàn)習(xí)おう」「日本は障がい者に優(yōu)しい國(guó)。人々も思いやりの心を持っている。こういう部分を見(jiàn)ると、日本が先進(jìn)國(guó)である理由が分かる」などかなり好印象を得ている様子。

韓國(guó)の現(xiàn)狀を挙げて「韓國(guó)は『地価が下がるから』って近所に障がい者學(xué)校も建てられないようにすることが多い」「韓國(guó)も障がい者を雇用する企業(yè)はあるけど、最低賃金を守ってる會(huì)社はそう多くはない」「韓國(guó)と経済産業(yè)が似ている國(guó)と比べて。韓國(guó)が日本に追いつけることなどない」との指摘コメントも寄せられ、中には「そういう環(huán)境があるのがうらやましい」「記事のようなマインドを持った企業(yè)が多くなれば、韓國(guó)も暮らしやすくなるだろうに」と嘆くユーザーも見(jiàn)られた。（翻訳?編集/松村）