2018年4月16日、韓國(guó)?中央日?qǐng)?bào)は、昨年10月にチョコレートを萬(wàn)引きされたコンビニエンスストアの店主が罰金刑に処されるという“珍事件”について報(bào)じた。

記事によると、昨年10月27日の午後1時(shí)12分ごろ、慶尚北道（キョンサンブクト）のあるコンビニエンスストアで、下校途中だった小學(xué)1年生の児童が飲料水とチョコレート1つの2000ウォン（約200円）相當(dāng)をかばんに入れた。この場(chǎng)面を目撃したコンビニの店主が「以前にも盜んだことがあるのか」と追及したところ、児童はうなずいたという。

その後、店主は児童の両親の元を訪れて100萬(wàn)ウォン（約10萬(wàn)円）の示談金を要求。父親は「申し訳ない。うちの子が誤ったことだが100萬(wàn)ウォンは多過(guò)ぎる」と話すも、店主は再び50萬(wàn)ウォン（約5萬(wàn)円）を要求した。両親がこれに応じなかったため、結(jié)局合意は決裂したという。

そして3日後の30日。店主は児童の個(gè)人情報(bào)をコンビニの出入り口2カ所に掲示することに。実名こそ入れなかったものの、A4用紙に「最近の盜難情報(bào)公開(kāi)」というタイトルで「〇〇小學(xué)校1年生」「3カ月以上も商品を盜み続けた」と記し、さらに萬(wàn)引きの瞬間と顔が映った防犯カメラの映像をキャプチャした寫(xiě)真8枚を添付したという。

記事によると、そのコンビニは児童の學(xué)校前に位置しており、直線距離で100メートルにも満たないという。掲示から1時(shí)間後には通りかかった町の住民が寫(xiě)真を発見(jiàn)し、すぐさま児童の両親にこの事実を知らせた。父親はその後警察署を訪れ、名譽(yù)毀損で店主を告訴。店主は警察の調(diào)べに対し「3カ月にわたってコンビニで品物を盜んだ。合意してくれないため、身元情報(bào)を掲載した」と供述した。

事件を擔(dān)當(dāng)した大邱（テグ）地裁は今月6日、店主に罰金400萬(wàn)ウォン（約40萬(wàn)円）を言い渡した。判決の理由について、擔(dān)當(dāng)裁判官は「被告人は幼い被害者の名譽(yù)を毀損し學(xué)校生活などに支障を招いた」とし、「罪質(zhì)が良くない點(diǎn)、被告人が反省している點(diǎn)、被告人が初犯である點(diǎn)などから情狀酌量した」と話している。

韓國(guó)のネット上では5000件以上のコメントが寄せられるなど注目の的となっている。「店主の人格がありえない」「子どもが間違ったことは事実。でも両親が許しを求めたのにもかかわらず、店主は大人げない行動(dòng)をした」「子どもが盜んだ金額を賠償してもらってお終いにしたらよかったのに」など店主への怒りの聲が大半を占めている。

一方で「萬(wàn)引きはよくない」として「まずは子どもの教育からしっかりして」「うちの子も6歳の時(shí)にスーパーで萬(wàn)引きしようとしたから、警察に行って『牢屋に入らなきゃ』と演技したことがある。子どもは大泣きしたけど、その後家でしっかり説明して二度としないことを約束させた」とのコメントも。

あるユーザーからは、店主の心情について「小學(xué)校の前にあるコンビニだから、この児童だけが萬(wàn)引きしたわけじゃなさそう。店主が盜まれた商品全部（の代金）をこの児童1人に押し付けようとしたのだろう」と指摘する聲も上がった。（翻訳?編集/松村）