2018年4月21日、4年前の4月、修學(xué)旅行中の高校生ら304人が死亡?不明となった韓國の旅客船「セウォル號」の沈沒事故。沈沒原因は復(fù)元力（傾いた船を元の狀態(tài)に戻す力）喪失など船體內(nèi)部の問題が定説だったが、韓國紙は「外部衝突説」が提起され、調(diào)査委員會が公式に調(diào)査する方針を明らかにした、と報じている。

セウォル號は1994年に日本で建造され、鹿児島―沖縄航路に就航していた。當(dāng)時は5階建てで、船底に最も近い1階部分に貨物甲板、2階に乗用車約200臺分の車両甲板、3階にレストランや案內(nèi)所、売店などがあり、客室は3階より上だった。

2012年に引退後、韓國に売卻。その際、最上階部分の船體後方に客室を増設(shè)したり、船首右舷側(cè)の貨物用ランプウェイを取り外したりするなどの改造が施され、重心が日本時代より高くなった。定員數(shù)は921人、総トン數(shù)は6825トンにそれぞれ増加。車両180臺、20フィートコンテナ152個を積載可能な船舶として、13年3月から仁川―済州間週2往復(fù)の定期運航を開始し、定員を生かして団體旅行にも利用されていた。

ハンギョレ新聞によると、沈沒原因を原點から再度調(diào)査しているセウォル號船體調(diào)査委員會（船調(diào)委）はこのほど、「慘事當(dāng)日、左舷のフィンスタビライザー（船のバランスをとる設(shè)備）側(cè)の船尾から船首の方向へ、水中物體によって衝撃を受けたのではないかという疑問が提起された」と指摘?！弗榨％螗攻骏鹰楗ぅ订`が正常範(fàn)囲を超えて動いた原因が何なのかを確認した検査などを総合した結(jié)果、外力説についてさらに調(diào)査する必要があるというのが船調(diào)委の判斷だ」と説明している。

セウォル號のブラックボックス（航海データ記録裝置）の映像にも著目?！刚￥舜丐工欷?秒に1度も傾くことはないが、ブラックボックス映像を見ると、船が1秒に10度も傾くなど、外力が作用しなければ説明できない點が発見された」ともしている。

これまでセウォル號沈沒の原因は過積載、復(fù)元力の喪失、固定の不良、操舵ミスの検察當(dāng)局が発表した四つが定説となっていた。船調(diào)委は「検察が明らかにした原因は、総合的に沈沒原因を調(diào)査して出た結(jié)論ではなく、復(fù)元力喪失という結(jié)論を決めて行ったものと見なければならない」と批判しているという。

韓國の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)は沈沒事故の「完全な真実究明」と行方不明者の捜索継続を約束するメッセージをフェイスブックに投稿。李洛淵首相も事故からちょうど4年の16日に開かれた犠牲者追悼式で同様の約束を明言した。船調(diào)委の調(diào)査結(jié)果によっては事故が改めてクローズアップされる可能性もありそうだ。（編集/日向）