2012年3月5日、臺(tái)灣紙?旺報(bào)の特約主筆、宮鈴（ゴン?リン）氏が「『壁越え』した中國(guó)本土ネットユーザーの心の聲を聴いたか？」と題した記事を中國(guó)のブログサイト?鳳凰博報(bào)に掲載した（編集者注：この記事は滯米中に執(zhí)筆したものと思われる）。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

米メディアによると、中國(guó)でネット検閲システムが働かなくなり、ソーシャルサイト「Google＋」へのアクセスが一時(shí)、中國(guó)本土からも可能となったそうだ。これを受け、「オバマ大統(tǒng)領(lǐng)のGoogle＋を占拠せよ！」運(yùn)動(dòng)が起こり、同サイトには中國(guó)語の書き込みが殺到したという。

書き込みの內(nèi)容は「米國(guó)人が來たら、喜んで道案內(nèi)する」といったようなものが多かった。中國(guó)共産黨がメディアを完全に統(tǒng)制していた時(shí)代には到底聞けなかった聲の數(shù)々だ。これは自由、平等、権利を求める中國(guó)本土の庶民たちの心の聲といえるだろう。

先週、髪を切りに行った。擔(dān)當(dāng)してくれたのは中國(guó)東北部出身だという35歳くらいの男性。筆者が臺(tái)灣出身だと分かると、「臺(tái)灣のような多黨制は素晴らしい。一黨専制の弊害は多すぎる」と話しかけてきた。驚いて、頻繁にネットに接続するのかと聞いてみたところ、「忙しすぎて新聞しか見ない」という。

筆者はてっきり、中國(guó)本土で臺(tái)灣の政治體制などに詳しいのはネットユーザーだけだと思っていた。彼は恐らく、中國(guó)官製メディアが「臺(tái)灣式民主の混亂」などと批判した記事で臺(tái)灣が多黨制であることを知ったのだろう。

こうした変化は、はたから見ただけでは分からない。臺(tái)灣人の目に映る中國(guó)本土といえば、経済発展や建設(shè)ラッシュ、公共の場(chǎng)での失禮な振る舞いくらいだった。だが、我々は重要な點(diǎn)を見過ごしていたのだ。自由を求める気持ちは、彼らも我々と全く同じだったのである。（翻訳?編集/NN）