田中 周 2018年5月3日(木) 13時(shí)30分
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中國(guó)に関わる仕事をしていると、日本的には非常識(shí)な「むちゃぶり」をされることがあります。なんでそんな「むちゃぶり」をされるのか、考えてみました。寫真は那覇空港の中國(guó)人観光客。
中國(guó)に関わる仕事をしていると、日本的には非常識(shí)な「むちゃぶり」をされることがあります。なんでそんな「むちゃぶり」をされるのか、考えてみました。
【自分の目で確かめたい】
まずひとつの要因として、自分の目で確かめないと気が済まないということがあります?!袱长欷?、こういうもの」というような説明は通じづらく、「やってみないと分からない」という考えが強(qiáng)いです。
以前、中國(guó)でイベントを擔(dān)當(dāng)していた時(shí)、開場(chǎng)を待って、前の方のいい席を確保する人がいるのはもちろんですが、開演時(shí)間ギリギリにやってきたのに、前の方でまだいい席が空いていないか、確認(rèn)する人が少なくなかったです。日本人的には、ギリギリにやってきたのなら、前の席が空いていないに決まっていると諦めると思いますが、仮に空いていたらラッキーなので、中國(guó)人は本當(dāng)に空いていないのかを確認(rèn)しないと気が済まないということなんだと思います。
よって、「自分として、こうしたい」ということを思いついた時(shí)、それが可能なのか確認(rèn)をすることになります。共通の認(rèn)識(shí)や前提がなく、純粋に「自分として、こうしたい」と思ったことなので、その內(nèi)容によっては、相手がビックリしたり、困ったりすることになる訳です。
【交渉するのが當(dāng)たり前】
中國(guó)では、自分が何かをしたい時(shí)には、交渉をする必要がある場(chǎng)合が多いです。例えば日本での接客だと、客に対して黙っていても一定のサービスをしてくれますし、客の都合のいいように対応をしてくれることも珍しくありません。たまに過剰な時(shí)がありますが。日本に長(zhǎng)く住んでいる中國(guó)人が、中國(guó)に一時(shí)帰國(guó)して日本に戻るとホッとすると言います。中國(guó)では、なんでもかんでも交渉しないと進(jìn)まないので疲れると言います。
こういう社會(huì)で生活をした癖があるため、「自分として、こうしたい」ということを思いついた場(chǎng)合、それを確認(rèn)すると共に、それを?qū)g現(xiàn)するための交渉が始まりまることになります。
「むちゃぶり」をする背景はこんな感じですが、「むちゃぶり」された場(chǎng)合にはどうすればいいのか、というと、対応できることと対応できないことをハッキリさせることです。特に対応できないことについては、まだ交渉の余地があるかのような期待を持たせるような言い方は避けるべきです。ダメなことはダメ。その上で代替案があるのであれば、それを提案するという対応をすべきです。
ただ、ダメという場(chǎng)合には、その理由を明確にする必要があります。あやふやな理由だと、「自分の目で確かめたい」という気持ちを高めてしまいます。日本では、こういうことが明確でないことが多いので、本當(dāng)にできないことなのか考える必要があります。要望に応えるために料金が割り増しになる、という條件はアリだと思います。
日本的には客に対してはなるべく要望に応えたいとしますが、そうやって無理やり相手の言い分を聞いた結(jié)果、慣れないことから中途半端になるより、できないことはハッキリ言い、諦めてもらうか代替案を提案する方が、最終的には相手の満足度も高くなると思います。相手が交渉するのが當(dāng)たり前の人たちですから、こちらが交渉をしてもお互い様です。
■筆者プロフィール:田中 周 (たなか しゅう)
1963年大阪府生まれ。メーカーの宣伝関係部署に勤務(wù)し、20年近く中華圏に対する広告、イベント、展示會(huì)等の施策を擔(dān)當(dāng)。出張した都市は30都市以上。対中國(guó)のビジネスを順調(diào)に進(jìn)めるための、ちょっとした気遣い、工夫の仕方、中國(guó)人との付き合い方をご紹介。
■筆者プロフィール:田中 周
1963年大阪府生まれ。メーカーの宣伝関係部署に勤務(wù)し、20年近く中華圏に対する広告、イベント、展示會(huì)等の施策を擔(dān)當(dāng)。出張した都市は30都市以上。専門分野は、この経験を踏まえた、対中國(guó)のビジネスを順調(diào)に進(jìn)めるための、ちょっとした気遣い、工夫の仕方、中國(guó)人との付き合い方をご紹介。
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