2012年3月11日、中國?重慶市在住の建設(shè)作業(yè)員?李中(リー?ジョン)さんは、20歳になる息子のことで深く悩んでいた。彼の息子?李文強(qiáng)(リー?ウェンチアン)くんは、昨年ごろから突然引きこもりになり、両親と同居しながらその連絡(luò)手段は攜帯メールしかなくなっているという。チャイナフォトプレスの報道。

【その他の寫真】

もともと活発でわんぱくだった文強(qiáng)くん。中學(xué)を卒業(yè)すると職業(yè)専門學(xué)校に進(jìn)學(xué)したが、「つまらない」といって1年で退學(xué)してしまう。警備員、バーテンダーなど職を転々とするも、昨年後半ごろから急にふさぎ込むようになり、部屋から外に出なくなったという。

こんこんと眠り続けるか、攜帯をいじっているか。トイレの時はかろうじて部屋の外に出てくるが、1日のうち23時間は自室の中。1?2週間はおふろにも入らず、著替えもせず、親の留守の間にインスタントラーメンを部屋に持ち込んで食事をとるといったありさま。栄養(yǎng)不良狀態(tài)で、時々、現(xiàn)実と夢の境がわからなくなっている様子もあるという。そんな文強(qiáng)くんが唯一、夢中になっているのがオンラインゲームを題材としたファンタジー小説。晝夜を忘れて読みふけり、読み終わると近くのネットカフェへ行って新しいものを攜帯にダウンロードしてくる。

部屋から連れ出そうとしてもひどく荒れるので、両親も手が付けられない。彼への連絡(luò)手段は攜帯メールのみだ。「息子よ、誕生日おめでとう。何度かけても電話に出てくれないね」「李文強(qiáng)くん、どうしてそんなに自信を失っているのか、立ち直ってはどうか？」―こうしたメッセージに、返事が返ってきたことは一度もない。

文強(qiáng)くんがこうなってしまった理由に思い當(dāng)るところのない両親。しかし、友人の談によると、彼は決して人づきあいが嫌いなわけではない。ただ、「何の仕事をしていいかわからない」と悩んでおり、「自分を見失っている」と漏らしていたという。(翻訳?編集/愛玉)