2012年3月10日、英誌エコノミストに「中國(guó)の足掛かりか？」という記事が掲載された。12日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

最近、バハマの首都ナッソーで新しい國(guó)立スタジアムの使用が始まり、1萬(wàn)7000人（バハマ國(guó)民の約5％）が參加する盛大な開(kāi)幕式典が行われた。同國(guó)の大統(tǒng)領(lǐng)は「バハマ國(guó)民と國(guó)家の祭典だ」と胸を張ったが、実際、このスタジアムは中國(guó)の出資と設(shè)計(jì)を元に中國(guó)の労働者が建設(shè)したものだ。

英語(yǔ)が公用語(yǔ)のカリブ諸國(guó)で、中國(guó)マネーが存在感を増している。ジャマイカは中國(guó)から4億ドル（約330億円）の援助を獲得、ガイアナでは中國(guó)企業(yè)によるボーキサイトの採(cǎi)掘、水力発電所やホテルの建設(shè)、空港の近代化が進(jìn)み、トリニダード?トバゴでは中國(guó)から1億5000萬(wàn)ドル（約125億円）の援助を受け、小児科病院が來(lái)月著工する予定だ。

これらのビジネスは、借金で首が回らない各國(guó)の政治家から歓迎されているが、一方で現(xiàn)地企業(yè)は中國(guó)國(guó)有企業(yè)との競(jìng)爭(zhēng)に不満を募らせている。トリニダード?トバゴの請(qǐng)負(fù)業(yè)者は「中國(guó)人の出現(xiàn)は現(xiàn)地の建設(shè)業(yè)や労働者にとって災(zāi)難。公開(kāi)入札も経ておらず、結(jié)局は予算超過(guò)、工期も遅延、出來(lái)上がりもひどいもの」だと嘆く。

ウィキリークスで公開(kāi)された米外交文書(shū)によれば、中國(guó)のパハマへの投資はキューバのカストロ前議長(zhǎng)亡き後を考えての戦略的な行動(dòng)。ワシントンD．C．にある西半球防衛(wèi)研究センター（Center for Hemispheric Defense Studies）の中國(guó)問(wèn)題評(píng)論家も「中國(guó)がカリブ地域に戦略的価値を見(jiàn)いだしていることの表れ。この地域に対する援助（警察や軍隊(duì)に対する少額援助を含む）もこの面を考慮している」との見(jiàn)方を示す。

とはいうものの目下のところ、カリブ諸國(guó)でのビジネスが中國(guó)政府による米國(guó)戦略の足掛かりであるとは言い難い。この地域の數(shù)多くの島にはまだほんの少しずつの中國(guó)人しかおらず、現(xiàn)地の米國(guó)信仰は根強(qiáng)い。（翻訳?編集/渡邊英子）