2018年5月8日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、蔡英文（ツァイ?インウェン）総統(tǒng)が中臺(tái)関係を南北関係に例えたことを批判する記事を掲載した。

記事は、蔡英文総統(tǒng)が7日、臺(tái)灣メディアのインタビューに応じた際、中臺(tái)関係を南北関係になぞらえ、金正恩（キム?ジョンウン）氏と文在寅（ムン?ジェイン）氏が互いに「大統(tǒng)領(lǐng)」「委員長(zhǎng)」と呼んだが、中臺(tái)の指導(dǎo)者もこのように「対等」に話し合うべきで、いかなる政治的な前提もあるべきではないと述べた。蔡総統(tǒng)はさらに、「中臺(tái)が接觸せず座って話し合わないなら、遠(yuǎn)くの隅で相手の意図を勘ぐる狀態(tài)であり、これは非常に危険なことだ」とも述べたという。

この點(diǎn)について記事は「蔡総統(tǒng)の記憶力は悪すぎる」と主張。これは蔡政権誕生の前に、中臺(tái)の指導(dǎo)者がシンガポールで會(huì)談した過(guò)去があることを示唆しており、「蔡英文総統(tǒng)が中臺(tái)の指導(dǎo)者が対話するための基礎(chǔ)を壊している」と非難した。

その上で「中臺(tái)の指導(dǎo)者が南北會(huì)談のような方式で會(huì)うことなど、どうして出來(lái)ようか。朝鮮半島の南北は共に國(guó)連加盟國(guó)で、國(guó)際社會(huì)に広く認(rèn)められている。しかし臺(tái)灣は國(guó)家ではなく、統(tǒng)一を待っている中國(guó)の不可分の一部だ。中國(guó)政府が臺(tái)灣地區(qū)の指導(dǎo)者を総統(tǒng)とは呼ばないし、世界の大多數(shù)の國(guó)もそのような呼び方はしていない。蔡英文の『総統(tǒng)』は偽総統(tǒng)である」と主張した。

記事は、「中臺(tái)関係の現(xiàn)狀を破壊しているのは蔡英文と民進(jìn)黨の言動(dòng)である」とし、「中臺(tái)の指導(dǎo)者が対等に會(huì)談するよう求めるのは、臺(tái)灣には獨(dú)立した主権があることを中國(guó)に認(rèn)めさせるようなものだ」と指摘?！袱长欷喜逃⑽膜摔瑜搿氦ゾ印护扦ⅳ?、南北関係を中臺(tái)関係になぞらえることで、ついでに臺(tái)灣獨(dú)立の主張を提起しているのだ」と論じた。そして、「臺(tái)灣獨(dú)立という目標(biāo)を進(jìn)めるなら民進(jìn)黨は大きな犠牲を準(zhǔn)備するべきで、臺(tái)灣社會(huì)全體を彼らの戦車に動(dòng)員し、『食うか食われるかの闘爭(zhēng)』になる覚悟をすべきだ」と警告した。

一方で、記事は蔡総統(tǒng)の発言の一部分だけは「その通りだ」と賛同。それは、「このままだと中臺(tái)関係は危険」という言葉で、「脫中國(guó)を進(jìn)めるなら米國(guó)の駒となり、東アジアの火薬庫(kù)となる。中國(guó)人は中國(guó)人と戦爭(zhēng)せず、92年コンセンサスの基礎(chǔ)の上に平和的統(tǒng)一の道を歩んでおり、これは大中華社會(huì)という願(yuàn)いに符合している。しかし、民進(jìn)黨が自分たちを外國(guó)人とするなら、臺(tái)灣政権は『外國(guó)人が中國(guó)の土地を占拠している政権』となるのではないか。それならば、中國(guó)人は自分の土地を占拠している外國(guó)人政権を、最終的にどんな方法で消去するだろうか」と強(qiáng)く警告した。

最後に記事は、「蔡英文と民進(jìn)黨は臺(tái)灣人をだましている」と主張?！缸苑证郡沥鳂貒?guó)家で合法的な政府であると勘違いしないことを望む」とし、「蔡英文は、総統(tǒng)の身分では中國(guó)の指導(dǎo)者と會(huì)うことはできず、世界のまともな國(guó)の指導(dǎo)者も會(huì)うことはないだろう。彼女は1人で、あるいはいくつかの國(guó)交のある小國(guó)と総統(tǒng)ごっこを遊んでいればいい」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）