専門家が読み解く李克強(qiáng)首相の訪日「日中関係や経済協(xié)力などをさらに推進(jìn)」―中國

人民網(wǎng)日本語版    2018年5月9日(水) 17時20分

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安倍晉三首相の招待を受けて、中國の李克強(qiáng)首相が5月8日から11日まで日本を公式訪問し、第7回日中韓サミットに出席する。この外界の注目を集める話題について、中國社會科學(xué)院日本研究所の楊伯江副所長が人民網(wǎng)のインタビューに答えた。

安倍晉三首相の招待を受けて、中國の李克強(qiáng)(リー?カーチアン)首相が5月8日から11日まで日本を公式訪問し、第7回日中韓サミットに出席する。中國首相の公式訪日は8年ぶりであり、日中韓サミットの開催も2年半ぶりだ。この外界の注目を集める話題について、中國社會科學(xué)院日本研究所の楊伯江(ヤン?ボージアン)副所長が人民網(wǎng)のインタビューに答えた。

【人民網(wǎng)】日中韓3カ國の協(xié)力再開は米國の一國主義に対してどのような意味を持つか。

【楊副所長】米國の一國主義に対して、理念的、観念的な抑制になるとともに、実質(zhì)的なリスクヘッジの作用も持つと考える。昨年1月17日、習(xí)近平(シー?ジンピン)國家主席はスイス?ダボスで開催された世界経済フォーラム(ダボス會議)で卓越した演説を行い、そこから浮かび上がった核心的思想はグローバル化を擁護(hù)すること、中國が自由貿(mào)易を擁護(hù)することだった。これは理念的に、精神的に自由貿(mào)易主義を堅持しようとするものだ。別の観點として、日中韓は世界経済番付で相當(dāng)上位に並ぶ國々であり、これはつまり経済規(guī)模が非常に大きいということを意味する。また、この3カ國はそれぞれに外向型発展型経済の國であり、3カ國間の協(xié)力、協(xié)力の中身の拡大、3カ國の対外協(xié)力の中身、特に貿(mào)易投資協(xié)力の拡大は、貿(mào)易の一國主義にとって実際的な抵抗になるものであり、多國間自由貿(mào)易の成分を拡大することにつながるといえる。ここには精神的、理念的側(cè)面があり、また実務(wù)的、本質(zhì)的側(cè)面もある。

【人民網(wǎng)】李総理の訪日は將來の経済方面での協(xié)力を含む日中関係にとって、どのような影響を與えるか。

【楊副所長】大きな促進(jìn)作用、推進(jìn)作用をもたらすだろう。日本が2017年5月から現(xiàn)在にかけて、今はちょうど(1年後の)5月にあたるが、中國に対して発してきた好意的なメッセージのうち、最も大事なものは「一帯一路」(the Belt and Road)に対する態(tài)度の変化であり、「一帯一路」に対して好意的な姿勢をみせるようになったことだ。これは第一には日本が自國の利益を考えてのこと、何よりもまず経済的利益を考えてのことであり、つまり日本は引き続き中國の発展成長という急行列車に乗って自國に発展と成長をもたらす必要があるということだが、日本が考える発展と成長はこれまでは主に中國國內(nèi)に、中國國內(nèi)市場や中國國內(nèi)での生産力といった面にとどまっていた可能性がある。だが現(xiàn)在の「一帯一路」は中國の國のドアを飛び出しており、(日本は)中國が提唱した「一帯一路」イニシアティブの枠組內(nèi)で、二國間の協(xié)力を進(jìn)めたり、「日中+X」として第三國市場での協(xié)力を行ったりするようになり、形式的にはいくらか変化した。今回の李総理の訪問は、8年ぶりの中國の総理による日本訪問であり、日本は非常に入念に準(zhǔn)備をするとともに、非常に高い期待を寄せている。われわれは日本が昨年、正式に態(tài)度を表明し、「一帯一路」に対する方針を変更したのに続き、過去最大規(guī)模の経済代表団を中國に派遣したことを知っており、この出來事に非常に深い印象を受けた。これはつまり、経済協(xié)力が引き続き日本の最も欲していることだということを示す。よってこのたび強(qiáng)調(diào)したいのは、「一帯一路」の枠組內(nèi)での日中雙方の第三國市場における?yún)f(xié)力が実質(zhì)的な進(jìn)展を遂げる可能性があるということだ。重點分野にはインフラ設(shè)備、物流、中小企業(yè)の改革などが含まれるとみられ、さらには省エネ?環(huán)境保護(hù)プロジェクトなども議題に上るとみられる。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)

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