2018年5月11日、やはり単獨(dú)で超大國(guó)と向き合うのは荷が重いのか。史上初の米國(guó)との首脳會(huì)談を控え、北朝鮮の金正恩?朝鮮労働黨委員長(zhǎng)が7、8日にまたしても中國(guó)を電撃訪問し、習(xí)近平國(guó)家主席と會(huì)談した。「窮鳥入懐」（（逃げ場(chǎng)がなくなって助けを求める意味）ともみられ、習(xí)主席も「中朝両國(guó)は運(yùn)命共同體」と応じた。

金委員長(zhǎng)は7日に専用機(jī)で中國(guó)遼寧省大連入り。習(xí)主席とは大連のリゾート地で夕食會(huì)や晝食會(huì)などを通じて會(huì)談を重ねた。中朝両國(guó)の國(guó)営メディアは金委員長(zhǎng)が帰國(guó)した8日夜、同時(shí)に會(huì)談を報(bào)じた。金委員長(zhǎng)には妹の金與正氏、李容浩外相らが隨行した。

中國(guó)國(guó)営新華社通信によると、3月末に続く2回目の中朝首脳會(huì)談で、金委員長(zhǎng)は「朝鮮半島の非核化は北朝鮮の終始一貫した明確な立場(chǎng)」と強(qiáng)調(diào)。関係國(guó)が北朝鮮への敵視政策と威嚇をやめさえすれば、北朝鮮には核を保有する必要はないとし、「非核化は実現(xiàn)可能だ」と述べた。さらに「米國(guó)との対話を通じて相互信頼を構(gòu)築し、互いが責(zé)任を持って段階的で歩調(diào)を合わせた措置を取り、最終的に非核化と平和維持の実現(xiàn)を望んでいる」と訴えたという。

一方、北朝鮮國(guó)営の朝鮮中央通信は8日、両首脳が「再び対面し、意義深い會(huì)談」が行われたと報(bào)道。習(xí)主席が「両國(guó)は運(yùn)命共同體、変わることのない唇と歯の（ように近い）関係」と語(yǔ)ったとも伝え、中朝関係の一致ぶりをアピールした。

朝鮮半島情勢(shì)は2月の平昌冬季五輪から動(dòng)きが始まり、11年ぶりの南北首脳會(huì)談へと激変が続いた。中國(guó)は一時(shí)期「蚊帳の外」に置かれていたが、後ろ盾を求めて懐に飛び込んできたかにも見える金委員長(zhǎng)の行動(dòng)は好都合だ。

中國(guó)國(guó)営中央テレビ（CCTV）は8日、中朝首脳會(huì)談の様子を夜のニュースで約8分間に及ぶ異例の長(zhǎng)さで伝えた。正式會(huì)談の様子に加え、通訳だけを伴い両首脳が風(fēng)光明媚（めいび）な海辺を散策する姿も放送?！副背rに対する影響力」を國(guó)際社會(huì)に誇示する中國(guó)側(cè)の狙いがうかがえた。

中國(guó)メディアによると、中朝首脳會(huì)談の直後、習(xí)主席はトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)と電話會(huì)談。米朝首脳會(huì)談（6月12日にシンガポールで開催）について「北朝鮮の合理的な安全保障上の懸念を考慮し、朝鮮半島問題の政治解決プロセスを共同で進(jìn)めることを望む」と述べ、核問題解決に向けて北朝鮮の立場(chǎng)に配慮するよう促した。

「北朝鮮の完全な非核化の先行」を要求する米國(guó)と「段階的な見返り」を求める北朝鮮の間には依然として大きな溝がある。中國(guó)が名実共に北朝鮮の後見役に収まったことで、米國(guó)と貿(mào)易摩擦を抱え、在韓米軍への高高度迎撃ミサイル（THAAD）配備に反発する中國(guó)の思惑も米朝首脳會(huì)談に絡(luò)んでくる。朝鮮半島情勢(shì)の行方は一段と複雑化しそうだ。（編集/日向）