2018年5月10日、中國(guó)メディアの參考消息網(wǎng)によると、米ニュースサイト「ビジネスインサイダー」はこのほど、米國(guó)がイラン核合意からの離脫を発表したことに関連し、「中國(guó)は靜かに米國(guó)がつくり出した『空白』を埋める準(zhǔn)備をしている」とする記事を掲載した。

記事は、「世界的な外交における中國(guó)の役割は高まっており、米國(guó)をイランの核合意から離脫させるというトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の決定は、北京により大きな力を與えたかもしれない」と伝えた。

その上で記事は、米ワシントンを拠點(diǎn)とするシンクタンク「中東研究所」のシニアフェロー、アレックス?ヴァタンカ氏の話として「中國(guó)は中東の外交努力で『スマートで靜かなゲーム』をしており、この地域でより主導(dǎo)的な役割を果たすことができるかもしれない」と伝えた。ヴァタンカ氏は「中國(guó)は米國(guó)による空白を埋める可能性が最も高い國(guó)だ」とし、「米國(guó)がこの方程式から離脫する時(shí)に、中國(guó)がヨーロッパ人やロシア人とともに米國(guó)が殘した空白を埋めることができる俳優(yōu)として現(xiàn)れることは悪い動(dòng)きではないかもしれない」との見方を示したという。

記事は「中國(guó)は、イランが核開発計(jì)畫を制限するのと引き換えに制裁措置からの救済を約束した2015年のイラン核合意の締結(jié)國(guó)の1つであり、世界の他の大國(guó)と比較して、中國(guó)は過(guò)去にこの交渉と実施においてより鈍感な役割を果たしてきた」とした上で、「だが中國(guó)はイラン最大の貿(mào)易相手國(guó)の一つであり、『一帯一路』は両國(guó)間の貿(mào)易機(jī)會(huì)を大幅に拡大している」と指摘。「これほど重要な貿(mào)易関係を有する中國(guó)がイランとの將來(lái)の交渉をリードすることになるのは自然な選択であり、中國(guó)に中東でより強(qiáng)い外交力を與えている」と論じた。（翻訳?編集/柳川）