領海問題には「フィリピンの出稼ぎ家政婦」というカードが殘っている=南シナ海領有問題で―北米華字サイト

Record China    2012年3月30日(金) 6時1分

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28日、南シナ海の領有問題をめぐって緊張狀態(tài)が続いている中國とフィリピンについて、北米華字ニュースサイトは「中國には“フィリピン人家政婦”というカードがある」としている。寫真は08年、重慶市の文化産業(yè)組織が行ったフィリピン人女性による家政婦講座。

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2012年3月28日、南シナ海の領有問題をめぐって緊張狀態(tài)が続いている中國とフィリピンについて、北米華字ニュースサイト?多維新聞は「中國は“フィリピン人家政婦”というカードによって同國に制裁を與えることが可能」としている。

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フィリピンの強硬な態(tài)度に対し、中國の一部の指揮者は武力と経済生産によって対抗せよと主張する。しかし、その方法は賢明とは言えない。武力に訴えれば、フィリピンの背後からは米國が出てくる。彼らが「フィリピンを擁護する」との名目のもと、南シナ海の周辺國家に軍事基地を配備し、ASEAN諸國に武器を売卻するなど、正々堂々とアジア?太平洋地區(qū)に進駐し、さらに中國を封じる恰好の言い訳を與えてしまうのだ。

かといって、経済制裁も現(xiàn)実的な手段ではない。中國にとって、対フィリピン貿(mào)易は近年になってますます旺盛となり、ASEAN諸國の中でも主要貿(mào)易相手國となっている。特にフィリピンは、中國が必要とする鉄鉱石や銅などの鉱物資源を多く有しており、彼らに対する経済制裁はもろ刃の剣となる。

そこで、一部の専門家が目をつけているのは「フィリピン人家政婦」の存在である。世界最大級の人材輸出大國であるフィリピンは、海外出稼ぎ組からの本國仕送りが経済発展の重要な柱となっている。実は中國では、フィリピン出身の家政婦が「現(xiàn)地の家政婦よりも仕事ぶりがよい」との理由で人気が高い。そして、中國政府もこうした人材の流入に寛容な姿勢を示してきた。

つまり、フィリピンにとって重要な外貨収入源になりつつある中國は、このカードをもってフィリピンを叩くこともできるし、あるいは両國の外交レベル、文化レベル、あるいは國民レベルでの相互理解を促進することもできるのだ。中國には現(xiàn)在、6萬人近いフィリピン出身の家政婦がいると考えられている。(翻訳?編集/愛玉)

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