中國の李克強首相、韓國の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)が來日し、2年半ぶりの日中韓首脳會談が開かれた。安倍晉三首相を挾んだ3人が握手する姿を見て感慨深かった。日中韓の3首脳は、朝鮮半島の非核化に向けた連攜で一致したほか、経済連攜の強化でも一致したという。世界の國內(nèi)総生産（GDP）の2割超を占める日中韓が連攜すれば、アジアや世界全體の経済成長につながるであろう。

これまで日本は日米同盟の強化やトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)との「蜜月」をアピール?！傅厍騼xを俯瞰する外交」を掲げ成果もあったが、大きく変化する東アジア情勢に機敏に対応するためにも、近隣の中韓両國との緊密な意思疎通が欠かせない。東アジアの平和と安定は日中韓3カ國に共通の利益であり、長期的な視野で首脳間の対話をさらに進めていくべきだ。

日中首脳會談で李首相は、今年が日中平和友好條約締結(jié)40周年にあたることにも觸れ、「両國関係を正常な軌道に戻すことは、両國の利益になるだけでなく、國際社會からの期待にも応えるものだ」と指摘。安倍首相はこの節(jié)目の年を「日中関係の新しいスタートを切る年としたい」と語った。日中首脳會後の署名式では、両國の擔當閣僚らが10の協(xié)定?覚書を交わした。は、経済連攜や環(huán)境、防災(zāi)など共通のテーマを設(shè)定、実務(wù)的な協(xié)議を重層的に進めることになった。日中間の懸案だった防衛(wèi)當局間の「海空連絡(luò)メカニズム」がようやく合意に至ったのは一歩前進。偶発的な衝突を避けるため、さらに実効性を高める必要がある。

文大統(tǒng)領(lǐng)は共同記者発表で、「朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和の定著、南北関係の改善は、半島だけでなく地域の平和に重要だとの認識をともにした」と呼び掛けたが、當然であろう。

経済人として心強かったのは、経団連など日中韓3カ國の経済団體が首脳會談に合わせて、ビジネス?サミットを開催したことだ。アジア開発銀行（ADB）によると、アジアのインフラ需要は2030年までに22兆ドル（約2300兆円）規(guī)模に上るというから膨大である。共同聲明は「日中韓はインフラ整備を推進し、（3カ國以外の）第四國市場での協(xié)力などを通じて物理的?制度的?人的連結(jié)性の強化に貢獻していくべきだ」と謳っている。

私はかつて経団連?國際労働委員長や海外事業(yè)活動関連協(xié)議會(CBCC)會長として、世界各地で開かれたこの種の官民による會議に出席したことがあるが、一堂に會して様々な懸案や発展スケジュールについて話し合うことは有意義なこと。関係各國の多くの経営者や政府関係者の知己を得て、日本全體の産業(yè)振興や企業(yè)経営に役に立ったのは言うまでもない。

＜直言篇51＞

【立石信雄】1959年立石電機販売に入社。1965年立石電機（現(xiàn)オムロン株式會社）取締役。1995年代表取締役會長。2003年相談役。 日本経団連?國際労働委員長、海外事業(yè)活動関連協(xié)議會(CBCC)會長など歴任?！弗蕙庭弗幞螗趣?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=ノーベル賞'>ノーベル賞」といわれるSAM（Society for Advancement of Management）『The Taylor Key Award』受賞。同志社大名譽文化博士。中國?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM（日本経営近代化協(xié)會）名譽會長。公益財団法人?藤原歌劇団?日本オペラ振興會常務(wù)理事。エッセイスト。

■筆者プロフィール：立石信雄

1959年立石電機販売に入社。1965年立石電機（現(xiàn)オムロン株式會社）取締役。1995年代表取締役會長。2003年相談役。 日本経団連?國際労働委員長、海外事業(yè)活動関連協(xié)議會(CBCC)會長など歴任?！弗蕙庭弗幞螗趣违惟`ベル賞」といわれるSAM（Society for Advancement of Management）『The Taylor Key Award』受賞。同志社大名譽文化博士。中國?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM（日本経営近代化協(xié)會）名譽會長。エッセイスト。