2018年5月11日、米華字メディア?多維新聞は、中國で「ブラック食品」が中國市民の食の安全を脅かし続ける背景には、取り締まりを行う當(dāng)局の力不足があるとする、香港メディアの報(bào)道を伝えた。

記事は、広東省汕頭市で先日、ホルムアルデヒドで漂白処理などを行ったフカヒレ、サメ皮製品の製造アジトが摘発されたことに言及。「ホルムアルデヒドは世界保健機(jī)関（WHO）が発がん性のある化學(xué)物質(zhì)と確認(rèn)しており、中國政府も食品への使用を禁止している」と紹介した。

その上で、香港紙?東方日報(bào)の11日付報(bào)道を紹介。同紙は「ホルムアルデヒド漬け食品はごく一部の悪徳業(yè)者の仕業(yè)ではなく、普遍的な現(xiàn)象に近い。山東省済南市での春雨事件然り、海南省の牛胃、河南省のブタの血然りである。もはや萬能の添加剤として食品製造工程において広く用いられ、最終的に中國人の胃に取り込まれているのである」と指摘している。

また「現(xiàn)在の中國社會は何でもそろっているが、唯一不足しているのが『徳』。國力が発展し、國民の暮らし向きもよくなるにつれ、道徳が地に落ちてしまった。金のためなら商業(yè)ルールや社會的責(zé)任、人の安全はみんな放り投げてしまう」と厳しく批判した。

さらに「當(dāng)局の監(jiān)督管理の力不足には、なおのこと言い逃れできない責(zé)任がある」とも?！阜嗓悚辘胜い韦扦悉胜?、強(qiáng)い法執(zhí)行者がいない。政府の監(jiān)督管理は張りぼての狀態(tài)になっており、一部の地方政府は管理をおざなりにした上、処罰を緩くし、さらには犯罪者と手を組んで隠れみのになりさえする。こんな狀況では『ブラック食品』が根絶できなくても不思議ではない」と指摘?！府?dāng)局が官僚の腐敗対策並みに取り締まりを強(qiáng)化していれば、問題が解決できないと憂慮することもない」としている。（翻訳?編集/川尻）