環(huán)球網(wǎng)は12日に「見(jiàn)逃してはいけない日本の話」と題したコラムを掲載した。同メディアの顧問(wèn)?丁剛氏の日本視察についてつづられている。以下はその概要。

4月下旬、日本と中國(guó)の研究者や報(bào)道関係者らが両國(guó)関係などについて討議する「中日シンクタンク?メディアハイレベル対話」が東京で行われ、參加した。

最終日に福岡県北九州市を訪れ、エコタウン事業(yè)を視察した。車で1時(shí)間ほどの距離に博多港があり、多くの中國(guó)人観光客が訪れている。彼らが買っている製品の中には、リサイクル原料で作られたものもあるかもしれないが、すぐ近くにこうしたリサイクル施設(shè)があることを知っている人はどれくらいいるのだろうか。

ペットボトルのリサイクル工場(chǎng)を視察した際、さまざまな色のふたが付いたままプレスされたペットボトルを見(jiàn)て、「リサイクルに影響はないのか」と疑問(wèn)を抱いたが、案內(nèi)してくれた女性は、液體とさまざまな色のプラスチックの破片が入った瓶を取り出し軽く振り、色が付いた部分が見(jiàn)事に剝げる様子を?qū)g演してくれた。女性によるとペットボトルについている包裝紙なども工場(chǎng)內(nèi)にある設(shè)備で自動(dòng)的に分離することができる。この工場(chǎng)で作られたリサイクル原料は衣服やかばんなどに生まれ変わり、資源の節(jié)約や二酸化炭素排出量の減少にも貢獻(xiàn)している。

「第4次産業(yè)革命」では人工知能やロボット技術(shù)、ビッグデータなどが注目を集めているが、日本を視察してそれが全てではないと気付かされた。日本は20年余りも前から環(huán)境保護(hù)に取り組み、循環(huán)経済を確立した。この大きな変化を成功に導(dǎo)いたのは國(guó)の管理や人々の習(xí)慣と言えるだろう。

日本に住む友人から、徳島県?上勝町を紹介された。調(diào)べてみると、世界的に有名なごみゼロ（ゼロ?ウェイスト）を宣言した日本の小さな都市であることが分かった。日本では學(xué)校教育により環(huán)境保護(hù)が人々に根付いており、すでに習(xí)慣化している。こうした考えは循環(huán)経済にとって強(qiáng)固な土臺(tái)となっている。

プラスチックの再利用技術(shù)は複雑なものではなく、中國(guó)はすでに有している。日本との差は、再利用時(shí)の二次汚染の防止や、法的な基礎(chǔ)の上に立つ整った循環(huán)経済の構(gòu)築、そして、ごみ分別の習(xí)慣化だ。北九州市のエコタウン事業(yè)を目の當(dāng)たりにし、製造業(yè)の技術(shù)向上だけでなく私たちの日常生活にまで視野が広がった気がした。第4次産業(yè)革命、私たちはどんな生活を必要とするのか。日本の取り組みを見(jiàn)逃してはいけない。（翻訳?編集/內(nèi)山）