2012年4月5日、華字紙?日本新華僑報(bào)の蔣豊（ジアン?フォン）編集長は、中國のブログサイトに「日本の小學(xué)生の夢、中國人に再考を促す」と題する記事を掲載した。

【その他の寫真】

日本の生活調(diào)査機(jī)関の最新調(diào)査結(jié)果によると、日本の小學(xué)校の男子が將來最もなりたいのは「スポーツ選手」（26．7％）で、女子は「ケーキ屋さん」（32．2％）だった。1999年の調(diào)査開始以來、両者はずっとトップを占めている。

日本の小學(xué)生の夢に対し、中國人は意外に感じるだろう。多くの中國人の親からみれば、彼らの夢には見込みがない。中國青少年研究センターの調(diào)査報(bào)告「少年児童の偶像崇拝?モデル教育」によると、中國の少年たちのアイドルは文化やスポーツのスターばかりだった。

2年ほど前、ある記者が中國の小學(xué)1年生に夢を聞いたところ、彼は真面目な顔で「官僚になりたい」と答えた?！袱嗓螭使倭扭摔胜辘郡い韦工葐枻Δ?、迷わず「汚職官僚。だって得なことが多いから」と言った。

日中両國の小學(xué)生の夢は、それぞれの國の社會(huì)的価値観を反映している。子供は単純で、ごまかさず本音を言う。彼らの夢は日中社會(huì)のリトマス試験紙だ。日本は比較的発展し、成熟しており、社會(huì)制度も充実している。中國のように浮ついたり、せわしなかったり、利に走るようなこともない。

日本人に言わせれば、スポーツ選手やケーキ屋さんになる夢は、平凡で大それたものではないが、自己実現(xiàn)が可能であり、子供を誇りに思え、社會(huì)的な尊重を得られるものだろう。日本社會(huì)はそれほど功利主義ではなく、ビジネス重視でもなく、社會(huì)的価値観はねじ曲がっていない。

これに対し、中國はまったく逆である。汚職官僚になれば、確かに何でも手に入る。名聲、地位、美女、金銭。テレビや映畫、スポーツ界のスターになれば、人々に華やかに取り囲まれ、名聲と利益の両方を手にできる。中國の小學(xué)生の夢は功利主義を反映している。

雙方を比較してみると、日本の小學(xué)生の夢に中國人は改めて考えさせられる。小學(xué)生は體も心も未熟で社會(huì)にも出ていない。彼らの人生観、世界観には決まった型がない。一人の小學(xué)生が抱く汚職官僚や蕓能スターの夢は、彼を取り巻く社會(huì)全體を映しているのだ。

小學(xué)生の無邪気な答えには、われわれが生きる社會(huì)の暗部が隠されている。私たちの次世代の価値観や人生の夢は、現(xiàn)実社會(huì)に汚されている。日本の小學(xué)生の夢を両親は誇りに思うが、中國の小學(xué)生の夢に親たちは恥じ入るだろう。

子供たちは社會(huì)の未來であり希望だ。価値観をねじ曲げられた中國の小學(xué)生はどんなふうに大きくなるのか。彼らの誤った認(rèn)識を取り除き、社會(huì)が浮つきや功利主義を取り払って初めて、中國の次世代はすくすく育つことができるだろう。（翻訳?編集/AA）