2012年4月、東日本大震災(zāi)発生から1年余の宮城県気仙沼市をボランティアとして訪ねた。気仙沼は2回目だが、復(fù)興はもちろん、復(fù)舊も遅れている印象を持った。

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週末金曜の夜、夜行バス（総勢(shì)30余人）で橫浜発。日曜早朝に夜行で帰るという強(qiáng)行軍（2泊3日）で、現(xiàn)地滯在は、土曜の一日だけ。とても短い。

震災(zāi)から1年以上たった今日、さすがにがれきの撤去作業(yè)などはない。代わってボランティアすることになったのは、避難経路?場(chǎng)所造りの手伝いだった。カキとホタテの養(yǎng)殖漁業(yè)が主力産業(yè)の気仙沼は、甚大な被害を被った。しかし島に囲まれた入り江ではささやかだが、養(yǎng)殖作業(yè)が始まっている。

だが、いかだの上や海岸で仕事をしている漁業(yè)者たちの避難経路?場(chǎng)所がない。津波警報(bào)が出たときには、急ぎ高臺(tái)に逃げなければならないが、避難するところがまだないのだ。

ボランティア參加者に割り當(dāng)てられたのは、小高い丘の上にある竹やぶの竹（孟宗竹）を伐採して更地を確保。それに至る道を造る作業(yè)だ。地元のリーダーがチェーンソーで切った太い竹を1本1本手渡しで平地に下ろし、枝葉をはらって一カ所に積んでいく。汗が出る。

午前9時(shí)すぎに始まり、約3時(shí)間。晝食を兼ねた1時(shí)間の休憩の後、作業(yè)を再開しようとしたときに雨が振り出し、仕事は中斷。午後は海岸近くの小屋に移り、カキの養(yǎng)殖作業(yè)を手伝った。カキの小さな稚貝が付著したホタテの貝殻をナイロンロープに等間隔（約10センチ）でくくり付けていく作業(yè)で、根気が要る。このロープをいかだから海に垂らす。1?2年で立派なカキに成長(zhǎng)する。

「成長(zhǎng)するころには食べにきてください」。地元の漁業(yè)者たちは、異口同音に話した。中斷された避難経路?場(chǎng)所造りは、後続のボランティアが引き継ぐ。

しかし、周りを見渡せば1 メートル以上も地盤沈下した漁港や周辺の整備は今もまったくの手付かず。町移転の全體計(jì)畫造りが遅れているため、本格的な復(fù)舊?復(fù)興工事に取り掛かれない狀態(tài)にある。「われわれのできることはささやかだが、こうして來続けることが現(xiàn)地の人の元?dú)荬摔膜胜搿?。ボランティアリーダーの一人の言葉が心に殘る。（取材?編集/日本語教師RN）