2012年4月9日、北京のある海鮮市場(chǎng)で、量り売り価格を決めるための計(jì)量器に細(xì)工を施し、実際よりも大幅に水増しした重さを出して顧客を騙す行為が問題視されはじめた。しかし、こうした行為はかなり以前から橫行していたという。チャイナフォトプレスの報(bào)道。

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ある記者が、こうした計(jì)量器を販売していると噂の廚房用品卸売り市場(chǎng)に潛入取材した。そこには、デジタルからアナログまでさまざまな種類の計(jì)量器が販売されているが、どの店主も一様に「今は三一五（中國(guó)では毎年、3月15日に消費(fèi)者の権益を守るキャンペーンが実施される）の直後なのでそういった商品は取り扱っていない」と口をそろえる。しかし、食料品小売業(yè)者を偽った記者の素性をしばし確認(rèn)すると、どの店主も一様に店舗の奧から問題の商品を出してくる。こうしたインチキ計(jì)量器の相場(chǎng)は250元(約3200円)。一般的なもの(110元)の倍以上の価格設(shè)定だが、これを使えば最大で実際の重さの2倍近い數(shù)値をはじきだし、それだけ不當(dāng)な利益をむさぼることができる。いくつかのスイッチによって、重さの“水増し率”は數(shù)段階の調(diào)整が効く。また、一般の計(jì)量器も、デジタル式であれば一定の料金を払って改造することが可能だという。

こうした狀況について、北京市の質(zhì)量技術(shù)監(jiān)督局関連部署に問い合わせたところ、定期的に悪徳業(yè)者を摘発することで対応しているものの、検査が入る際には“ちょっとした細(xì)工”を施すと、問題商品も正常の計(jì)量器に逆通りに。これを摘発するのは至難の業(yè)だということだ。なお、中國(guó)ではスーパーマーケットでなく、こうした市場(chǎng)で量り売りの食料品を購(gòu)入するスタイルも多いため、以前より多くの市場(chǎng)で“市場(chǎng)公用の計(jì)量器”を置いている。なにか怪しい買い物をしたときには、消費(fèi)者はこれを使って正しい重さを量ることができる。(翻訳?編集/愛玉)