2012年4月9日、北京晩報(bào)によると、世界保健機(jī)関（WHO）が1949年に制定した世界保健デーの7日、中國衛(wèi)生部の尹力（イン?リー）副部長は、今年のテーマ「高齢化と健康」に関するシンポジウムに出席。「中國は高齢者の數(shù)が世界最多だが、高齢者が病気を抱えながら生活する期間が長く、醫(yī)療費(fèi)も高い。高齢者の保健政策や対策の整備が不十分で、高齢者専用の醫(yī)療保健サービスもまだ構(gòu)築されていない」と高齢者向けサービスの不足を指摘した。人民網(wǎng)日本語版が伝えた。

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中國で2010年に実施された國勢調(diào)査では、中國には現(xiàn)在、65歳以上の高齢者が総人口の8．87％に當(dāng)たる1億1900萬人に達(dá)していることが明らかになった。また、中國衛(wèi)生部統(tǒng)計(jì)情報(bào)センターのデータによると2005年、疾病負(fù)擔(dān)が同年の國民総生産（GDP）の12．9％を占め、うち慢性疾病の割合が8．1％に達(dá)している。その40％が高齢者だ。

中國衛(wèi)生部北京老年醫(yī)學(xué)研究所の張鉄梅（ジャン?ティエメイ）副所長は、中國の31の省?市のうち26の省?市が現(xiàn)在、高齢化の狀態(tài)になっていると指摘。「同様の病気でも、障害が殘ったり寢たきりになったり、さらには死亡する高齢者の數(shù)が増加するなど、高齢者醫(yī)療は決して理想的な結(jié)果とはなっていない。また、都市部でも農(nóng)村でも、日常生活の世話の必要な高齢者の數(shù)は3?4倍以上に増加している。一方、各家庭はというと、中國では一人っ子政策が実施されていることを背景に、1組の夫婦が4人の高齢者と子供1人の世話をしなければならないという家族構(gòu)成になっており、高齢者の病気の治療費(fèi)や子供の學(xué)費(fèi)を自分たちで賄うのは、負(fù)擔(dān)が大きすぎるというのが現(xiàn)狀」とした。（編集/TF）