2018年5月21日、斉魯晩報は、「なぜ日本映畫は頻繁にパルムドールを受賞できるのか」と題する記事を掲載した。

5月19日に行われた第71回カンヌ國際映畫祭の授賞式で、是枝裕和監(jiān)督の「萬引き家族」が最高賞のパルムドールを受賞した。記事は、「是枝裕和監(jiān)督はカンヌの常連。別に意外なことではなく、日本映畫が受賞するのはこれで5回目である」と伝えた。

記事は、是枝監(jiān)督について「日本の映畫界を語る上で避けて語ることはできず、黒沢明、小津安二朗、溝口健二、成瀬巳喜男に次ぐ、世界三大映畫祭で輝いている監(jiān)督」と紹介。2013年の「そして父になる」ではカンヌ國際映畫祭審査員賞を受賞し、「海街diary」「誰も知らない」「ディスタンス」などの作品も高い評価を得ていることに觸れ、「家族をテーマにした映畫が得意な小津安二朗氏の後継者とみられている」と伝えた。

そして、「世界三大映畫祭で日本の作品はずっと高く評価されている」と指摘し、これは「高いレベルの蕓術(shù)性と直接関係がある」と分析?！?950年代から70年代にかけて、日本映畫は世界の映畫界の変革という影響を受ける中で、巨匠を輩出し、アジア映畫全體の発展に大きく貢獻した」と紹介した。

そして、「90年代中期から映畫を撮り始めた是枝裕和監(jiān)督は、西洋の映畫界では『日本映畫界の新世代における思想が最も厳粛な監(jiān)督』と評されている」と紹介?！感〗虬捕胜巫髌筏韦瑜Δ嗜饲榕嗓蛞@いでおり、中國の東方美學をも取り入れていて、そのテーマや角度は日本の生活感あふれた作品の極致だ」と評価した。

しかし記事は、「日本映畫は國際映畫祭で賞を獲得しているものの、日本國內(nèi)の映畫産業(yè)の発展は想像するよりも良いものではない」と指摘?！甘袌訾荣Y本の制限を受け、今の日本映畫はハリウッド式のような大作や純粋な商業(yè)映畫は少なくなった。今の主流はアニメの映畫化と現(xiàn)代の都市生活に注目した映畫の2種類だ」と分析し、「この『現(xiàn)代の都市生活に注目した映畫』ゆえに日本の映畫人は、成功するためには創(chuàng)作に専念せざるを得なくなっている」と論じた。（翻訳?編集/山中）