2018年5月21日、韓國?朝鮮日報は、4月27日に開かれた南北首脳會談に続いて米朝首脳會談が予定されてはいるものの、韓國の20代、30代の多くは「北朝鮮が核を放棄することはない」と考えていることが、ソウル大學(xué)社會発展研究所と共同実施した「20代、30代の対北?統(tǒng)一に対する認(rèn)識」の調(diào)査で明らかになったと報じた。

調(diào)査では、全國20?39歳の男女1000人を?qū)澫螭?、今回の南北首脳會談直後?月28日から5月7日にかけて1次調(diào)査が行われた。このうち、性別?年齢?職業(yè)の割合を考慮して100人を抽出し、南北関係や統(tǒng)一問題についてのセミナーや討論會などを経た上で、1次調(diào)査の內(nèi)容と同一の2次調(diào)査を5月12日に実施した。

調(diào)査結(jié)果のうち、この世代の「北朝鮮は核を放棄しない」という回答は、08年に実施された同大學(xué)の統(tǒng)一平和研究院による調(diào)査では74％だったが、今回の南北首脳會談直後の1次調(diào)査では68％となり、10年前に比べてやや減少したものの、セミナーや討論會の直後に実施された2次調(diào)査では92％と大きく増えた。その反面、「北朝鮮は核を放棄するだろう」との回答は、32％（1次調(diào)査）から8％（2次調(diào)査）と減少した。また、「統(tǒng)一後の在韓米軍撤収の有無」についても、「撤収してはならない」が1次調(diào)査の57％から2次調(diào)査では75％と増加した。一方「撤収するべきだ」は43％から25％に大きく減った。

さらに、1次調(diào)査で行われた金正恩（キム?ジョンウン）朝鮮労働黨委員長に対するイメージについての質(zhì)問には、今回の南北首脳會談以降、以前より「良くなった」が56％、「変わらない」が40％、「悪くなった」が4％で、南北首脳會談の成果については「期待以上だった」が60％で、「期待した程度だった」（32％）、「期待以下だった」（7％）より高かった。

今回の調(diào)査について同研究所のキム?ソクホ所長（社會學(xué)科教授）は、「今回の調(diào)査では、北の核をめぐる米國と北朝鮮の戦略、核廃棄までの手順や検証などさまざまな問題についてバランスよく説明した上で討論を行った」と説明し、「20代、30代の若者たちが、國際情勢と結(jié)びつけて南北問題をより深く考え、自分なりにまとめようとする姿勢を見せてくれた」と評価した。

この報道について韓國ネットユーザーからは、「ごく當(dāng)たり前の結(jié)果だと思うが」「多くの若者が現(xiàn)実的な感覚を持っているということなわけで、むしろいいね」と調(diào)査結(jié)果を肯定的に捉えている意見が見られた。一方で、「こういうのを世論操作とか世論煽動というのだ」「（保守政権寄りの）朝鮮日報が煽動を始めた」と調(diào)査自體を批判する意見や、反対に「この調(diào)査結(jié)果を文在寅（ムン?ジェイン）政権と與黨だけは分かっていないだろう」「これが世論操作だという人は現(xiàn)実を見ていない」と、現(xiàn)政権の北に対する穏健な態(tài)度やその支持者を批判する意見も見られた。（翻訳?編集/半田）