2012年4月9日、中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)（電子版）は、中國(guó)軍事科學(xué)研究會(huì)副秘書長(zhǎng)の羅援（ルオ?ユエン）少將の寄稿記事を掲載した。中國(guó)と南シナ海の領(lǐng)有権をめぐり対立するフィリピンに対し、「中國(guó)は今の平和な狀態(tài)に最後のチャンスを與えているだけだ」と警告している。以下はその概略。

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最近、フィリピンが頻繁に演習(xí)を行うようになった。またしても米國(guó)の虎の威を借り、ASEAN（東南アジア諸國(guó)連合）首脳會(huì)議を主導(dǎo)して、大勢(shì)で中國(guó)を袋叩きにするつもりなのだろう。フィリピンがこれほどわがもの顔に振る舞う目的は▽南シナ海の天然ガスを強(qiáng)奪したい▽米國(guó)のアジア回帰の手先となり、米國(guó)の機(jī)嫌を取りたい▽ナショナリズムをあおり、國(guó)民の目を國(guó)內(nèi)のゴタゴタからそらしたい▽中國(guó)と南シナ海の領(lǐng)有権を爭(zhēng)っている國(guó)々との仲を引き裂き、ASEANの主導(dǎo)権を握ろうという分不相応の野望を抱いている、の4つに分けられるだろう。

だが、殘念ながらフィリピンは大きく勘違いしている。米國(guó)が世界第2の経済大國(guó)である中國(guó)といざこざを起こす勇気があると思っているのか。フィリピンにとっても中國(guó)は米國(guó)、日本に次ぐ第3の貿(mào)易相手國(guó)だ。アキノ3世の支持率も低下していると日本メディアが報(bào)じている。経済政策に対する不満が高じているようだが、中國(guó)を敵に回せば、その経済的損失は計(jì)り知れない。國(guó)民に豊かな生活を提供できなければ、どうなるのかは分かっているはずだ。

フィリピンは、中國(guó)が最大の我慢と誠(chéng)意で今の平和な狀態(tài)に最後のチャンスを與えていることに気付いていない。中國(guó)の善意を単なる「弱腰」だと勘違いしている。フィリピンの政治家たちは分かっているはずだ。國(guó)力でも軍事力でもフィリピンは中國(guó)の足元にも及ばない。中國(guó)にどんなに刃向おうとも、それは卵が石に體當(dāng)たりするようなものだ。

良いことをしても、悪いことをしても、必ずその報(bào)いがある。今すぐでなくとも、時(shí)期が來(lái)れば必ず相応の報(bào)いを受けることになるのだ。フィリピンもそのことを肝に銘じておいた方がよい。（翻訳?編集/NN）