2018年5月22日、韓國(guó)?朝鮮日?qǐng)?bào)は「同じお菓子なのに…。カナダはビニール包裝1枚、韓國(guó)は3種類の包裝」との見出しで、韓國(guó)の過剰包裝の実態(tài)を報(bào)じた。

記事によると、韓國(guó)內(nèi)で売られている「オレオ」（30枚入り）を食べるには包裝を3回開けなければならない。リサイクルが難しいというコーティング紙でできた1次包裝の箱を開けると、再びコーティング紙でできた2次包裝の箱が3箱入っている。さらにそれを開けると、今度は1袋あたりオレオが5枚入ったビニール袋が2袋。オレオ30枚を1次包裝の箱に詰めてみると、箱の體積（1935立方センチメートル）の半分にも満たなかったという。つまり、オレオ1枚當(dāng)たり64．5立方センチメートルの空間を占めることになる。

一方、米國(guó)やカナダなど北米で、オレオはビニール袋（體積1316立方センチメートル）のトレイに44枚入りで売られているという。1枚が占める體積は29．9立方センチメートル。同じ製品にもかかわらず、韓國(guó)では過剰に包裝されて売られている上、価格も高いそうだ。

記事では、この「差」について専門家の見解を伝えている。専門家は「國(guó)內(nèi)の包裝法は分類が細(xì)かくなく、急速に発展する包裝デザインに対し関連法が追いつかずにいる」とし、「ずさんな包裝法規(guī)定により、お菓子のみならず玩具類、生活必需品類などで合法的な過剰包裝が可能になっている」と指摘したという。

韓國(guó)の現(xiàn)在の包裝法によると、（ポテトチップなど）窒素入り袋ではない製菓類の場(chǎng)合、空間の割合は20％以下で包裝回?cái)?shù)は2次以下に制限。この規(guī)定に照らすとオレオは規(guī)定違反となる。しかし関連法では「製品が割れたり変質(zhì)するのを防ぐために空気を注入する場(chǎng)合、膨らました部分については包裝空間比率を適用しない」「紙?段ボール?パルプなどでできた受け皿、包裝用の緩衝材を使用した製品は、本來の包裝空間比率に5％を足した値とする」など「包裝用の緩衝材」規(guī)定を別に設(shè)けている。これについて、記事は「事実業(yè)、製菓業(yè)界の逃げ道がつくられている」とし、「この規(guī)定が過剰包裝の橫行を招いている」と指摘している。

こうした現(xiàn)狀を受け、韓國(guó)環(huán)境部は現(xiàn)在「過剰包裝対策」を講じているというが、取り締まりは自治體に任されているため改善が難しい狀況とのこと。関係者は「過剰包裝を減らす方向で関連規(guī)定を改正する予定だが、（政府が）全製品を取り締まるのは難しい」と話したそうだ。

これを受け、韓國(guó)のネットユーザーからは「カナダはポテトチップスも食べきれないほど入っている。だから國(guó)産のお菓子は買わない方がいい。消費(fèi)者をばかにしている」「所得は先進(jìn)國(guó)に追いつけないのに、お菓子の値段は先進(jìn)國(guó)越え。國(guó)産のお菓子に対する不買運(yùn)動(dòng)はこれからも続く」など不満の聲が相次ぎ、中には「ウチだけかな？。（韓國(guó)には日本以上に分別が細(xì)かいところもあるので）ゴミの分別が多過ぎて大変」と過剰包裝の弊害を訴えるコメントも寄せられている。

カナダ在住というユーザーは、北米のシンプルかつ保管に優(yōu)れた包裝を挙げて「韓國(guó)は包裝方法を変えるべき」と指摘しており、その他にも「不買運(yùn)動(dòng)が正解だと思うけど、それは難しいから國(guó)が一つ一つ変えていってほしい」「包裝稅を新設(shè)して課稅したらいいんじゃない？」「製菓業(yè)界に罰金を課したら？」など対策案も多く挙がった。（翻訳?編集/松村）