2018年5月23日、中國外交部は、北朝鮮の金正恩（キム?ジョンウン）氏が対中姿勢を再び強(qiáng)硬化した背景に中國の存在があるとトランプ米大統(tǒng)領(lǐng)が暗示したことに対するコメントを出した。

同部の陸慷（ルー?カン）報(bào)道官は23日の定例記者會(huì)見で「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は昨日、中國の影響によって金氏が來月の米朝首脳會(huì)談前に米韓に対し、より強(qiáng)硬な態(tài)度に出ているとの考えを暗に示した。中國政府はこの件についてどう考えるか。北朝鮮側(cè)にこういった影響を與えたのか」との質(zhì)問を受けた。

この質(zhì)問に対し、陸報(bào)道官は「関連報(bào)道に注視している。われわれは再三にわたり、わが國が朝鮮半島問題において対話を促し続けて、ポジティブな役割のみ発揮してきたことを指摘している。現(xiàn)在、朝鮮半島の政治問題は解決に向けた貴重なチャンスを迎えており、われわれは各方面、特に米朝雙方がチャンスを生かし、共に歩んで問題解決を図ることを望む。そして、米朝首脳會(huì)談が無事行われ、前向きな成果を得ることに期待している」と回答した。

また、來月12日にシンガポールでの開催が予定されている米朝首脳會(huì)談について「中國として、米朝両國が會(huì)談前の準(zhǔn)備期間および會(huì)談中にどんな立場をとるべきだと認(rèn)識(shí)しているか。中國は米朝直接対話の促進(jìn)に向けてどんな役割を発揮していくか」との質(zhì)問に対しても、「米朝雙方は引き続き會(huì)談に向けた準(zhǔn)備を進(jìn)めている」とした上で、同じ回答を繰り返した。（翻訳?編集/川尻）