2012年4月12日、中國北部では地球溫暖化の影響で多くの塩湖が干上がり、有害物質(zhì)を含む砂嵐の発生源となっている。人民日報が伝えた。

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國家地質(zhì)試験測試センターの検査?分析結(jié)果によると、北京で2006年4月26日と2010年3月19日に発生した黃砂の強い砂嵐「沙塵暴（さじんぼう）」の塩分含有量はそれぞれ2．36％と2．32％で、海水の平均3．5％に近い數(shù)値を示した。

國家林業(yè)局によると、こうした沙塵暴の発生源は主に內(nèi)モンゴル自治區(qū)西部のバダインジャラン砂漠、トングリ砂漠、ウランプハ砂漠および內(nèi)モンゴル自治區(qū)南部の黃河屈曲部であるオルドス地方、新疆ウイグル自治區(qū)のタクラマカン砂漠などとなっている。

環(huán)境保護活動をしている鄭柏峪（ジョン?ボーユー）氏率いる研究グループが10年近くかけて行った調(diào)査によると、北京以北の河北、內(nèi)モンゴルなどで干上がった塩湖の面積は2000平方キロメートルに達した。うち面積が50平方メートル以上の5つの塩湖が完全に枯渇している。

また、內(nèi)モンゴル自治區(qū)シリンゴル（錫林郭勒）盟の阿巴ガ旗チャガンノール（査乾諾爾）だけで毎年、塩分を含んだ砂嵐が600萬t以上も吹き上がっていることも分かった。こうした細かい砂ぼこりが北京にまで到達、黃砂が吹き荒れる期間の上気道炎や接觸性皮膚炎、急性結(jié)膜炎などの患者數(shù)を平常の2?3割増加させている。（翻訳?編集/NN）