2012年4月9日、米國のキッシンジャー元國務(wù)長官は米紙への寄稿記事「傲慢は米中の不信感を助長させるだけ」で、衝突は選択であって必然ではないと論じた。13日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

キッシンジャー氏によると、傲慢と恐怖が平々凡々な米民主共和両黨首にとって一縷の望みとなっている。中國側(cè)にも同じような傾向がみられ、傲慢はイデオロギーと軍事面に表れている。中國の「経済の奇跡」は人口ボーナスと脆弱な環(huán)境という代償と引き換えにしたにすぎない。いわゆる優(yōu)れた「中國モデル」は実は新しいアイデアでも何でもない。その証拠に中國は今、過去の「臺頭者」と同じように発展の壁にぶち當(dāng)たっている。

中國は軍事力を急速に発展させているが、経済力の向上が目覚ましい國にとって、それはごく當(dāng)たり前のこと。だが、中國は領(lǐng)有権を爭う土地や海域で処理の仕方を誤り、ほぼすべての隣國が米國に軍事協(xié)力や駐留軍の増加をお願いするという事態(tài)を招いている。

中國は大雑把な成長からきめ細(xì)かな成長へ、そして中央集権から必要に応じた地方分権と民主化へと移行しようとしている。この二大転換を取り巻く問題は方向性ではなく、速さだ。この過程がひとたび外部から干渉を受ければ、中國人は自然に恐怖と脅威を感じ、米國が中國の歴史的臺頭を壊そうとしていると思うだろう。

ある角度からみれば、その憶測は全く道理がないわけではない。だが、米國人が認(rèn)めなくても、事実、自らの民主の道を突き進(jìn)む豊かな中國と比べ、米國人は好戦的、貧困、獨(dú)裁的な中國を楽観視している。

それは一體、なぜなのか？そのような中國が米國のために一切の問題を抱え込む身代わりになるはずはなく、外部への言い訳を失った米國は最終的には國內(nèi)問題に直面することになるからだ。従って、米國人は「不信戦略」で対中関係を主導(dǎo)する道を選ぶようになるだろう。（翻訳?編集/NN）