2018年5月28日、中國(guó)教育新聞網(wǎng)は、日本の子どもはどうやって読書(shū)好きになるのかについて分析する記事を掲載した。

まず記事は、日本ではニューメディアの発展と普及による読書(shū)離れが社會(huì)の関心事になったと紹介。「全國(guó)學(xué)校図書(shū)館協(xié)議會(huì)が02年に行った調(diào)査によると、1カ月の平均読書(shū)數(shù)は小學(xué)生が7．5冊(cè)、中學(xué)生が2．5冊(cè)、高校生が1．5冊(cè)だった。1冊(cè)も読まない學(xué)生は小學(xué)生が9％、中學(xué)生が33％、高校生では56％に達(dá)し、中學(xué)以降読書(shū)量が目立って減少している」と伝えた。

続けて記事は、「そのため日本政府は、子どもに読書(shū)をさせることは切迫した問(wèn)題だとして、さまざまな読書(shū)イベントを展開(kāi)するようになった」と紹介。01年12月には「子どもの読書(shū)活動(dòng)の推進(jìn)に関する法律」が施行され、4月23日を「子ども読書(shū)の日」と定めたことを伝えた。そして「ここでいう子どもとは18歳以下の児童や生徒のことを指し、この法律に合わせて子どもの読書(shū)活動(dòng)に関する基本的な計(jì)畫(huà)が直ちに制定?実施され、國(guó)や地方公共団體の責(zé)務(wù)、事業(yè)者、保護(hù)者の役割を明確にした」と伝えた。

その上で、記事の筆者は、自身の子どもが通う日本の學(xué)校で行われている活動(dòng)について説明。國(guó)立小學(xué)校の國(guó)際學(xué)級(jí)で學(xué)ぶ息子のクラスでは晝食後の20分間、ボランティアの保護(hù)者による読み聞かせの時(shí)間があることや、娘の通う公立小學(xué)校でも朝の読み聞かせや放課後の小さな読書(shū)會(huì)で子どもの読書(shū)に対する興味が高められていることを紹介した。

記事はさらに、「子どもの年齢に応じて異なる推薦図書(shū)のリストが作られ、學(xué)校を通して子どもたちに配布される」「推薦図書(shū)は學(xué)校や居住區(qū)の図書(shū)館で借りることができ、書(shū)店もたくさんあるため容易に入手できる」と伝え、「息子と娘が経験した読書(shū)環(huán)境は、『子どもの読書(shū)活動(dòng)の推進(jìn)に関する法律』ができてから形成されたものではなく、子どもの読書(shū)習(xí)慣がニューメディアの影響を受けているとは感じない。むしろ日本に來(lái)てから子どもの読書(shū)量は増えた」とも述べている。

記事は「日本では読書(shū)の呼び掛けがスローガンにとどまっていない。文部科學(xué)省は04年から充実した読書(shū)環(huán)境を構(gòu)築するため、図書(shū)館による書(shū)籍購(gòu)入費(fèi)を増額するなど子どもの読書(shū)のための一連の具體的な政策を?qū)g施している」とし、「家庭においても『新家庭教育手帳』を配布して読み聞かせの重要性を説き、定期的に発行される教育委員會(huì)の広報(bào)紙にも読書(shū)推進(jìn)に関する內(nèi)容がある。學(xué)校や公共の図書(shū)館を十分に活用して読書(shū)活動(dòng)を展開(kāi)し、學(xué)校、居住區(qū)、家庭が一體となって読書(shū)を促進(jìn)する環(huán)境を形成している」と分析した。（翻訳?編集/山中）