新たな爆買いブームとなるか、出入國の予定なくても免稅店と同じ価格で輸入商品の購入可能に―北京市

人民網(wǎng)日本語版    2018年6月1日(金) 5時30分

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北京では出入國の予定がなくても免稅店と同じ価格で輸入商品の購入が可能になる。資料寫真。

免稅店ではスイスのコスメブランド、ラ?プレリーのクリームが普通の店より1000元(約1萬7000円)安く、ランコムのジェニフィックアドバンスト 30mlがショッピングサイト?淘寶で買うより300元(約5100円)安い。このように、免稅店の商品は、その安さが人気の秘訣だ。また、海外のほとんどの空港や都市にある免稅店より、北京首都國際空港のコスメ商品は値段が安いため、多くの旅客は飛行機(jī)に乗る前に商品を購入しておき、帰國した時にそれを受け取っている。北京日報が伝えた。

中國の免稅店「日上免稅行(SUNRISE DUTY FREE)」は最近、北京で「オンライン予約」プラットフォームを開設(shè)した。ただ、多くの人はオンラインショップだと勘違いしているようだ。同ショップのカスタマーサービスによると、同プラットフォームは今のところ、出入國する人だけを?qū)澫螭松唐筏蜇湁婴筏皮?、一般市民は商品の予約はできても、免稅エリアに入ることができないため、商品を受け取ることがでないという。

しかし、北京市順義區(qū)商務(wù)委員會は、同區(qū)は「保稅免稅一體化」の運(yùn)営?監(jiān)督?管理プロジェクトの革新を進(jìn)めており、北京首都國際空港に免稅店を設(shè)置している日上免稅行は今後、天竺総合保稅區(qū)の外に展示?販売センターを開設(shè)し、一般市民向けにも輸入ハイエンド商品を販売する予定であることを明らかにした。価格は普通の店より1~2割安く、北京首都國際空港の免稅店と同じ価格になる可能性もあるという。

今後、日上免稅行が、天竺総合保稅區(qū)に設(shè)置した保稅免稅一體化監(jiān)督?管理庫を通じて、一般市民向けに販売する予定の商品は、食品やコスメ商品、酒などが含まれている。ただ、それら商品は完全に免稅というわけではなく、付加価値稅(VAT)、関稅、消費(fèi)稅は納めなければならない。

順義區(qū)商務(wù)委員會の職員は「3種類の稅金が加算されている稅金輸入ハイエンド商品の値段を免稅店と同じにするため、日上免稅行は越境ECと実店舗をメインとした販売スタイルを採用し、空港店におけるやや高い賃貸料を節(jié)約するという手段をとっている」と説明する。

消費(fèi)者にとってうれしいニュースはそれだけではない。同區(qū)の関連當(dāng)局は日上免稅行に対し、商品を販売する際、消費(fèi)を促進(jìn)するために、購入額の上限を設(shè)置しないよう指示したという。つまり、「オンライン予約」プラットフォームに掲載されている商品なら、すべて必要なだけ購入できることになる。

北京亦荘保稅物流センターの職員は、越境ECプラットフォームは通常、消費(fèi)者の注文ではなく、世界の商品価格の変動を見て、安い時に大量に仕入れを行うと分析している。また、日上免稅行のECプラットフォームの商品の種類は、空港の免稅店とは一定の差があり、粉ミルクや紙おむつなど、空港ではほとんど販売されていない商品も販売され、新しい主力商品になる見込みという。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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