2012年4月17日、人民網(wǎng)日本語版によると、中國?湖南省北東部にある淡水湖?洞庭湖に生息する小型のイルカ?スナメリが3月3日から相次いで死亡し、今月15日の時點で、12頭の死亡が確認されている。

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うち9頭は1週間以內(nèi)に死亡が確認されている。また洞庭湖だけでなく、江西省北部にある●陽湖(●＝番におおざと)でも同様の現(xiàn)象が報告されている。死亡したスナメリの死體を解剖したところ、消化器系統(tǒng)に食べた物の殘留物が見當(dāng)たらないという共通點があることが分かった。中國湖南省の共産黨委員會などが運営するニュースサイト?紅網(wǎng)が報じた。

死因はまだ特定されていないものの、死體を解剖した専門家らは、伝染病感染、中毒、餓死の3つの可能性を指摘。世界自然保護基金（WWF）長沙プロジェクトの責(zé)任者韋寶玉（ウェイ?バオユー）氏は、「ヨウスコウカワイルカは2006年に実質(zhì)的に絶滅したと報告された。スナメリには同じ運命をたどってほしくない」と危機感を募らせる。

また、中國科學(xué)院武漢水生生物研究所のクジラ目保護生物學(xué)科組?董黎軍（ドン?リージュン）博士によると、スナメリの研究界には「1：4」と呼ばれる理論がある。スナメリは家族で群れて生活するため、1頭が死ぬと、ほかの3頭の命も危険にさらされるということだ。この理論からすると、洞庭湖で死亡もしくは命の危険にさらされているスナメリの數(shù)は12頭よりもはるかに多いという。

董博士は「関連の理論からすると、種の絶滅は環(huán)境の悪化につきまとう問題。大きく分けて、數(shù)が少しずつ減少し、急速に消滅、そして維持が困難になるという3つの段階がある。今のスナメリは『急速に消滅』の段階に入っており、3つ目の段階に突入すると、何頭かのスナメリをまれに見ることができたとしても、數(shù)の點ですでに種を持続させる能力がなくなっており、絶滅の道は避けて通ることはできなくなる」と警鐘を鳴らす。（編集/內(nèi)山）