大都市への憧れを捨て、地方での飛躍を目指す大學(xué)生たち―中國

Record China    2012年4月20日(金) 17時55分

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16日、中國で仕事を選ぶ際に中小都市に目を向ける學(xué)生が増えている。寫真は黒竜江省ハルビン市で開かれた就職説明會。

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2012年4月16日、人民網(wǎng)日本語版によると、「2011年中國人力資源(マンパワー)サービス業(yè)白書」がこのほど北京で発表された。白書によると、仕事を選ぶ際に、北京?上海?広州の大學(xué)生のうち、社會の基底部を選び、2線都市(省都や地方中核都市)に目を向ける學(xué)生が増えている。

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特に、出生地や大學(xué)所在地で就業(yè)チャンスを得ようとする人が目立つ。既卒者はさらに広い視野で仕事を探しており、就業(yè)地の選択もより現(xiàn)実味を帯び、もはや「大都市への憧れ」は彼らの中にはない模様だ。

中國の大卒者はここ數(shù)年、年間600萬人から700萬人に上っている。合理的なマンパワー配置という観點から見れば、卒業(yè)生がこぞって大都市に集まると、マンパワー資源の過剰がもたらされ、2線?3線都市(一般地方都市)や社會の基底部がハイレベル人材不足に陥ることは必至だ。そこで、2線?3線都市で働くことを選択する大學(xué)生がますます増えており、これにより地方経済の発展が促され、大學(xué)生の「就職難」問題が緩和されるという一挙両得が実現(xiàn)する。

都市化プロセスにおいて、多くの大學(xué)卒業(yè)生が大都市で働こうとする傾向はごく自然で正常な現(xiàn)象だ。世界のどの國でもこのような傾向が見られ、海外にも「蟻族(大都市に群れて住む高學(xué)歴ワーキングプア集団)」現(xiàn)象が起こっている。また、中國社會では、大學(xué)生は「天の寵児」であるという伝統(tǒng)的な観念が広く行き渡っており、農(nóng)村出身の大學(xué)生の多くは両親の大きな期待や一族のメンツを一身に背負っている?!赶佔濉工趣筏拼蠖际肖俗·呔Aけるという選択を彼らに迫っているのは、とりもなおさず「北京にベッドがあれば、田舎の家など要らない」という考え方なのだ。

大都會で夢を追い求めることは、永遠に若者を動かすエネルギーとなることは否めない。大卒者が大都市ゆえに生じる生活?仕事など多くの圧力に黙って耐え、2線?3線都市に移り住むことを拒む原因は、産業(yè)構(gòu)造上の非合理性にある。特に、都市化プロセスの初期段階で、大學(xué)生が卒業(yè)後、大都市に住み仕事をする選択をすることは極めて自然だ。

しかし、都市化が進むにつれ、2線?3線都市と大都市の間の生活?就業(yè)環(huán)境面での格差が縮小し、2線?3線都市での成功チャンスも増える一方だ。彼らがそこでより自分をグレードアップすることは十分可能であり、より大きな伸び代を得ることができる。

多くの大卒者が、大都市で一定期間仕事に打ち込み、キャリアを蓄積し、実務(wù)能力を鍛えた後、2線?3線都市にさらなる成長の機會を求めて移動するケースが、最近ますます増えている。彼らが社會に貢獻し、自身の価値を?qū)g現(xiàn)することが、新しい土地ではより簡単にできるのだ。このため、大都市のマンパワーが飽和狀態(tài)に達し、生き殘るための競爭圧力が高まるにつれ、學(xué)生が卒業(yè)して大都市を離れ、2線?3線都市で職業(yè)生活を始めることは、彼らの理性的に判斷した當然の結(jié)果と言えよう。

各個人が持つそれぞれの才能を存分に発揮できることが、人材活用にとって理想的な形態(tài)だ。大卒者が2線?3線都市で仕事に就くことは、極めて優(yōu)れた選択といえる。しかし、2線?3線都市や地方の基底部は、このような変化をきっかけに、人材育成や管理の長期的計畫を萬全に行い、より公平?公正な競爭を可能とする環(huán)境を整え、より規(guī)範化された社會ムードを提唱し、大卒者により大きくより質(zhì)の高い就業(yè)?創(chuàng)業(yè)が実現(xiàn)できるステージを仕立て、彼らをその地にしっかりと根付かせることは、関連部門が當面取り組むべき重要課題となっている。(編集/內(nèi)山)

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