2018年5月31日、中國(guó)新聞周刊によると、韓國(guó)の文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)は米朝首脳會(huì)談の実現(xiàn)に向け、両國(guó)間を仲介するように頻繁に動(dòng)いている。

4月27日の南北首脳會(huì)談で「板門店宣言」を発表した文大統(tǒng)領(lǐng)は米國(guó)のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)に1時(shí)間15分に及ぶ電話をし、各閣僚もトランプ政権高官に直接電話。韓國(guó)大統(tǒng)領(lǐng)府國(guó)家安保室長(zhǎng)は極秘に訪米し、文大統(tǒng)領(lǐng)自身も5月22日、米國(guó)で米韓首脳會(huì)談を行った。

5月26日、文大統(tǒng)領(lǐng)は再び板門店で北朝鮮の金正恩（キム?ジョンウン）朝鮮労働黨委員長(zhǎng)と會(huì)談した。2度目となる會(huì)談は金委員長(zhǎng)からの要請(qǐng)で急きょ実現(xiàn)させている。

文政権は仲介役として積極的な動(dòng)きを見せているが、米朝間でいまだ十分な意思疎通が図れておらず、自身の姿勢(shì)も定まらないまま仲介役を演じ続ける文大統(tǒng)領(lǐng)に韓國(guó)國(guó)內(nèi)では世論や野黨から批判の聲が出ている。

板門店宣言には民族自決の原則がうたわれているものの、文大統(tǒng)領(lǐng)は朝鮮半島情勢(shì)の変化について「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)の支持あってのもの」「制裁や圧力のたまもの」と語るほか、米國(guó)や周辺國(guó)に謝意を示していることが「韓國(guó)は板門店宣言の精神を守っていない」と北朝鮮に疑念を抱かれる原因になっているという。

北朝鮮の國(guó)営メディア?朝鮮中央通信は5月9日、「民族自決の原則から逸脫すべきではない」と指摘する社説を発表。板門店宣言の成立が外部勢(shì)力の支持で得られたなど荒唐無稽な主張だとし、民族自決の原則から逸脫すれば南北関係の改善はあり得なくなると指摘している。

また、北朝鮮に対する韓國(guó)國(guó)民の不安も根強(qiáng)く、そうした國(guó)內(nèi)の不安や批判的な聲を文政権が抑えられないことも北朝鮮から仲介役としての誠(chéng)意を疑われる一因になっているという。（翻訳?編集/岡田）