2012年4月18日、中國旅行と聞いて、一度は行ってみたい街として「西安」を挙げる人は多いだろう。西安は中國の中部に位置し、幾つもの王朝の都であり、古代中國の政治の中心地。シルクロードの始點(diǎn)としても知られる。唐代（618?907年）には、東西の人と物が行き交う世界最大の國際都市として繁栄を極めた。また、長安、西京、大興、京兆、奉元、と名前を変え、現(xiàn)在では西安として、國家歴史文化名城にも指定されている。今回はその繁栄を極めたロマンあふれる古都、西安の外せない見どころを紹介する。

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■観る

西安の見どころは多い。市內(nèi)では陝西歴史博物館が無料で開放され、玄奘三蔵法師がインドから持ち帰った書物を預(yù)かる大雁塔、シルクロードの起點(diǎn)である西安城壁跡や西安牌林博物館などを観光することができる。時(shí)間に余裕があれば自転車をレンタルして、城壁跡を回りながらゆっくりと散策するのもお?jiǎng)幛幛?。また、郊外に?987年に世界遺産として登録された秦?始皇帝陵と兵馬俑坑、唐の十八陵などがあり、楊貴妃の湯殿である華清池では現(xiàn)在も溫泉が湧いており、足湯につかることもできる。

■食べる

西安の名物は何と言っても小麥粉料理であろう。大人數(shù)であれば、西安名物の餃子宴席はぜひとも食べておきたい。十?dāng)?shù)種類の水餃子?焼き餃子?蒸し餃子などを一度に食べ比べることができる。

また、ナンに似た堅(jiān)いパンを小さくちぎって、羊肉のスープに浸して食べる羊肉泡●（ヤンローパオモゥ/●＝食＋莫）というイスラム料理も西安の名物料理として広く知られ、街中の至る所で見かけることができる。値段も10元（約130円）からと、とてもリーズナブルだ。1898年創(chuàng)業(yè)の老舗「老孫家飯荘」のそれは特に有名で、ぜひとも食べたい逸品である。そのほかにも、イスラム街で食べ歩きをしながらゆったりと散策するのもいいだろう。

■楽しむ

北京の京劇、上海の雑戯と並び、西安の唐代舞踴は中國三大ショーとして數(shù)えられる。西安が國際都市として最も栄えた時(shí)代である唐代は、同時(shí)に宮廷舞踴が最も華やかな時(shí)代だった。ショーでは中國の古代楽器による演奏、女性たちによる艶やかな古代舞踴、玄宗皇帝と楊貴妃の戀物語をモチーフとしたミュージカルなど、見どころ満載である。唐代舞踴の特徴は何と言ってもその華やかさにあり、華麗で豪華絢爛な宮廷社會(huì)を彷彿させてくれる。また、近年は「千手観音」というプログラムが人気で、観音を模して1列に並んだ踴り子の手が、絶妙な間隔で美しい動(dòng)きを見せてくれる。數(shù)ある劇場のなかで、陝西歌舞大劇院と西安陽光麗都大劇院が、その質(zhì)の高さで外國人旅行客に特に人気である。

※本記事は楽旅中國（らくたびチャイナ）の特別提供。楽旅中國は、中國青年旅行社（CYTS）傘下で展開する中國旅行専門の日本語オンラインサービスです。