2012年4月18日、英公共放送BBCは公式サイト（中國語版）で、中國政界のトップ入りを目前に失腳した薄熙來（ボー?シーライ）氏に絡(luò)んで、少なくとも39人が拘束されたと伝えた。その筆頭は薄氏の妻?谷開來（グー?カイライ）氏。近しくしていた英國人実業(yè)家を毒殺した疑いで今月10日に拘束された。

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今秋の政権交代に伴い、國家中央のトップ入りを果たすと見られていた薄熙來氏は、今年3月になって重慶市委書記の職を、4月に入って中國共産黨政治局員の職を解かれた。その発端の一つと考えられているのが英國人実業(yè)家ニール?ヘイウッド氏の殺害事件だ。ヘイウッド氏は昨年11月、重慶市內(nèi)のホテルで殺害されたが、當(dāng)時(shí)の重慶市當(dāng)局の発表では「死因はアルコールの過剰摂取」とされていた。

ヘイウッド氏は90年代初頭に渡中。北京留學(xué)を経て、大連市で起業(yè)。外資企業(yè)の中國進(jìn)出に関するマーケティングやコンサルティングに従事していた関係で、當(dāng)時(shí)大連市長を務(wù)めていた薄氏と近しくなる。薄氏の息子の家庭教師を務(wù)め、その英國留學(xué)を手助けするなど、中國生活20年の間、まさに家族ぐるみのつきあいを続けてきた。

しかし、2010年ごろに薄氏一家が得た不正資金の資金洗浄に絡(luò)んで両者の間に亀裂が入ったものと考えられる。ヘイウッド氏はその証拠書類を弁護(hù)士に預(yù)けていたとも伝えられるが、2011年11月、重慶市內(nèi)のホテルで変わり果てた姿で発見された。同氏の遺體は司法解剖を受けずに、即座に火葬された。事件に関して真相を握っていたと思われる王立軍（ワン?リージュン）重慶市公安局長（當(dāng)時(shí)）が米國大使館に駆け込む騒ぎにも発展する。

2012年4月10日、薄氏の妻と使用人の2人がヘイウッド氏殺害の容疑で拘束。今回の薄氏失腳に絡(luò)んで拘束されたとされる39人の中には、夏澤良（シア?ザーリアン）重慶市南岸區(qū)委書記も含まれるが、この人物がヘイウッド氏殺害に使用した薬物を準(zhǔn)備したと自供したと伝えられている。なお、拘束された人物のほとんどが地元重慶の出身ではなく、大連市などの出身だという。(翻訳?編集/愛玉)