2012年4月21日、中國(guó)が近年、石炭の輸入を急拡大させていることから、石油戦爭(zhēng)に次ぐ世界的な「石炭戦爭(zhēng)」が勃発するとの懸念が広がっている。臺(tái)灣NOWnewsが伝えた。

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韓國(guó)銀行（中央銀行）は16日に発表した報(bào)告「中國(guó)の石炭輸入が急増した背景と啓示」で、中國(guó)が石炭輸入を確保するため、石炭輸出國(guó)への影響力を徐々に強(qiáng)めており、これが取引國(guó)間の爭(zhēng)いのきっかけとなって國(guó)際石炭価格を不安定にさせ、世界的な「石炭戦爭(zhēng)」が勃発するとの懸念を示した。

2010年の中國(guó)の石炭埋蔵量は、世界全體の27．2％に當(dāng)たる2794億トン。2011年の中國(guó)の石炭生産量は、世界全體の半分に當(dāng)たる35億トンに上った。それでも、中國(guó)は世界第2の石炭輸入國(guó)で、2010年は1億6500萬(wàn)トンを輸入している。これは世界の石炭輸入量の17．9％に當(dāng)たる。

石炭は中國(guó)のエネルギー消費(fèi)量の70．5％を占めており、世界平均（29．6％）の2倍を超える。中國(guó)は現(xiàn)在の技術(shù)水準(zhǔn)では安全で高効率な原発を建設(shè)するのは難しく、水資源も乏しいため水力発電も期待できないというのが現(xiàn)狀。中國(guó)の石炭による発電比率は79％を占めており、今後も石炭需要は増加の一途をたどるとみられている

一方、韓國(guó)の石炭輸入依存度は87％、日本の石炭自給率はわずか3％にすぎない。日本政府が2011年に発表した統(tǒng)計(jì)によると、石炭発電が占める割合は全発電量の27％で、原子力発電の発電量にほぼ匹敵、石油発電より15ポイントも高い。

福島原発の事故を受け、韓國(guó)でも原発の運(yùn)転停止を求める聲が上がっており、今後は石炭発電の需要が高まるとみられている。石炭発電の最大の利點(diǎn)はコストが安いこと。だが、石炭価格が上昇すれば、日本と韓國(guó)は液化天然ガス（LNG）や原子力発電に頼らざるをえなくなる。（翻訳?編集/NN）