2012年4月21日、英誌エコノミストは、人口問題が中國経済成長のアキレス腱になるとの記事を掲載した。23日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

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過去30年間で、中國の出生率は2．6から人口の安定的な維持ができないレベルの1．56まで低下した。中國の出生率について國連は、15?20年にはさらに低下し、1．51になると予測している。一方、米國の出生率は2．08で、さらに上昇する見通しだという。

數(shù)値はわずかの差だが、長期的に見ると出生率の差が社會に與える影響は極めて大きい。50年には中國の人口は現(xiàn)在の13億4000萬人から13億人へと減少し、出生率の低迷が続けば、60年には10億人にまで減少する。一方、米國は今後40年間で人口が約30％増加すると見込まれている。

人口の年齢別構(gòu)成を見るとさらに大きな差が明らかになる。中國の人口の年齢の中央値（年齢順に並べた全人口を2等分する年齢）は、1980年は発展途上國に相応しい22歳だったが、現(xiàn)在は34．5歳となっており、先進(jìn)國である米國の37歳に接近している。50年には、中國が同49歳、米國が同40歳となり、中國が米國を9歳も上回る。

また、出生率の低下は労働力人口（15歳以上の人口のうち、就業(yè)者と失業(yè)者の合計(jì)。學(xué)生、専業(yè)主婦などは除く）にも大きく影響する。中國の労働力人口の割合は10年には72％だったが、50年には61％にまで低下し、知的水準(zhǔn)の高い20代の若い労働者數(shù)は現(xiàn)在の約半分になると予測されている。

オックスフォード大學(xué)高齢者研究所のサラ?ハーパー氏は、問題解決のために中國は海外から移民を受け入れようと試みる可能性があるが、大量の移民受け入れは各種問題を引き起こすと指摘。米國は多民族社會で、移民受け入れの歴史も長く、法律や政治機(jī)構(gòu)も整備され、広く開放されているが、中國はこれらを備えていないからだ。

急速な高齢化も大きな問題となる。65歳以上の人口が総人口に占める割合は、現(xiàn)在は中國が8．2％で、米國は13％であるが、50年には中國が26％となり、米國を追い越す。中國では年金制度の整備が不十分で、正規(guī)の制度がカバーする人口は3億6500萬人に過ぎず、しかも資金面での大きな不足が指摘されており、今後大きな社會問題となる可能性が高い。

人口問題を解決しない限り、中國が経済成長を維持することは難しい。逆に、人口問題が成長の足を引っ張るだけでなく、社會に対する深刻な課題となることは言うまでもないだろう。（翻訳?編集/HA）