2012年4月24日、中國広東省深セン市の高速道路で3年前、1人を死亡させる交通事故を起こした日本人男性が、被害者の遺族にようやく慰謝料を支払った。地元紙?羊城晩報(bào)が伝えた。

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事故が起きたのは、2009年1月9日。深セン南光高速道路で乗用車を運(yùn)転していた日本人男性が、路上を酔って歩いていた被害者をはねてしまった。被害者はその場で死亡。男性はいったん現(xiàn)場から逃走したが、翌日警察に自首した。深セン市中級(jí)人民法院は男性に懲役3年と、遺族に慰謝料として41萬9577元（約540萬円）を支払う判決を下した。

だが、3年経っても慰謝料は支払われなかった。遺族から強(qiáng)制執(zhí)行を求める申請(qǐng)書が提出されていたが、男性は服役中。中國國內(nèi)には差し押さえられる財(cái)産もなかった。そして、今年1月、男性の刑期満了が近いた。裁判所は、男性が出所後、支払いをしないまま帰國してしまう恐れがあると判斷し、出入國管理部門に男性の出國を差し止める決定を行った。

同21日、出所した男性は「いったん帰國して慰謝料を用意したい」と広東省珠海市とマカオ特別行政區(qū)の間にある拱北口岸出國審査場から日本に帰國しようとしたが、かなわなかった。裁判官は男性に中國國內(nèi)で全額工面するよう指示。最終的に男性は三回に分割して支払ったという。（翻訳?編集/岡田）