2018年6月6日、中國メディアの參考消息網(wǎng)は、6月12日にシンガポールで行われる米朝首脳會談について「日本とロシアの態(tài)度は大きく異なる」とする記事を掲載した。

記事はまず、共同通信の報道を引用し、史上初の米朝首脳會談を前に、安倍晉三首相が米ワシントンで7日（日本時間8日）にトランプ大統(tǒng)領(lǐng)と會談することを伝えた。

共同通信が政府関係者の話として伝えたところによると、安倍首相はトランプ大統(tǒng)領(lǐng)との日米首脳會談で、日本人拉致問題に関し、米朝首脳會談で金正恩（キム?ジョンウン）朝鮮労働黨委員長が「解決済み」と主張してきても、決して受け入れないよう要請する方針を固めた。一方で拉致問題が進(jìn)展すれば、2002年の日朝平壌宣言に基づき國交正常化と経済協(xié)力に踏み切る考えを伝えることも求めるという。また、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)が1日、北朝鮮に対し「最大限の圧力」という言葉は使いたくないと述べたことから、安倍首相は、北朝鮮の非核化実現(xiàn)には國際社會による制裁維持が重要との認(rèn)識も確認(rèn)したい意向だという。

記事は続いて、河野太郎外相が、米朝首脳會談に向けて日米間で北朝鮮対応を擦り合わせるため6日から訪米することを伝えた。河野外相はワシントンでポンペオ國務(wù)長官との會談を調(diào)整するほか、日米首脳會談への同席も検討するという。

一方、ロシアの態(tài)度について、記事はロシア通信（RIA）の報道を引用し、プーチン大統(tǒng)領(lǐng)が4日、オーストリアメディアのインタビューで、朝鮮半島問題について「ロシアは平和的解決を全力で促進(jìn)する」との立場を示したことを伝えた。

ロシアのラブロフ外相も4日、南アフリカ?プレトリアでのブリックス（BRICS）5カ國外相公式會合後に、「ロシアと中國は朝鮮半島の非核化の進(jìn)展に向けたあらゆる努力を歓迎する」と述べ、米朝首脳會談について中國側(cè)と議論したことを明らかにしたという。（翻訳?編集/柳川）