2012年4月30日、中國福建省の福州市で働く若い世代の「農(nóng)民工」（出稼ぎ農(nóng)民）の9割以上がプライベートを「寂しい」と感じていることが、地元の中國共産主義青年団の調(diào)査で分かった。新華社通信（電子版）が伝えた。

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福州市の1980年代、1990年代生まれの「新世代農(nóng)民工」と呼ばれる出稼ぎ農(nóng)民約1萬人を?qū)澫螭恕赣嘞兢芜^ごし方」に関するアンケートを?qū)g施した。その結(jié)果、上位3位は「テレビを見る」（20．8％）、「インターネット」（12．3％）、「寢る」（11．5％）。91％が「寂しい」と答えた。

四川省から福建省に來た19歳の萬（ワン）さんは「知らない土地に1人で寂しいし、つまらない」と話す。プラスチック工場で働いており、月収は約2000元（約2萬5000円）。寂しさを埋めるため、インターネットやビリヤードなどに月600元（約7500円）は使ってしまう?！溉簸いΔ沥摔郡丹蠹冥い?、金が貯まったら故郷に帰って家を建て、嫁さんをもらいたい」と夢を語る。

23歳の陳（チェン）さんは福州に來て3年。友人と露店業(yè)を営んでいるが、プライベートな時間は「インターネットか寢るだけ」の毎日。「攜帯電話は手放せない。チャットにつないだまま寢てしまうこともある」とのこと?！竻g調(diào)な生活を変えたくても、どうすることもできない。クサクサする時は友人と思いっきり酒を飲んで憂さを晴らす」と話す。

彼らの親世代の「農(nóng)民工」は毎日ただ身を粉にして働いた。都會に出て金を稼げれば、それでよかった。だが、新世代の農(nóng)民工は違う。プライベートな時間も充実させたい。映畫も見たいし、本も読みたい。だが、薄給の彼らにとってはいずれも高嶺の花。こうして、無味乾燥な毎日が続いていく。

福州市で働く農(nóng)民工は現(xiàn)在、約153萬人。そのうち、「新世代」は約半數(shù)を占める。専門家は「彼らは孤立感を募らせており、これが社會の不安定要素となっている」とし、地域と企業(yè)が一體となり、新世代農(nóng)民工が余暇を楽しめるような拠點づくりを進めていく必要があると呼び掛けている。（翻訳?編集/NN）