2012年5月7日、中國(guó)で文化大革命（1966?1976年）の時(shí)代を懐かしむ風(fēng)潮が若者の間で広がっていることを受け、中國(guó)共産黨機(jī)関紙?人民日?qǐng)?bào)系の國(guó)際情報(bào)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)が「憲法第35條で定められた言論と出版の自由を確実なものとし、真実を知らしめる必要がある」と訴えた。米華字サイト?多維新聞が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

格差社會(huì)に対する庶民の不満がうっ積しているのだろう。「文化大革命（文革）時(shí)代は腐敗もなく、汚職役人もいなかった」と懐かしむ風(fēng)潮が若者の間で広がっている。こうした聲の高まりは、第11期全國(guó)人民代表大會(huì)第5回會(huì)議が閉幕し、両會(huì)後最後の記者會(huì)見(jiàn)に臨んだ溫家寶（ウェン?ジアバオ）首相に「政治體制改革を行わなければ、文革のような歴史的悲劇が再び起こる」と異例の発言をさせている。

文革時(shí)代への回帰を願(yuàn)う若者が増えていることに対し、環(huán)球時(shí)報(bào)は「単なる幻想」と切り捨てた。その原因について、実際に體験していないことに加え、中國(guó)ではこれまで文革の悲慘な真実を體験者自らが告白する出版物が書(shū)店に並ぶことがほとんどなかったことを挙げている。

その上で、同紙は「文革の影を消し去るには、言論と出版の自由が必要。賛否両論を自由に表現(xiàn)することを認(rèn)め、庶民が文革など重大な歴史または事件に対して理性的な判斷ができるようにした方がよい」と結(jié)論付けている。（翻訳?編集/NN）