2012年5月7日、「盲目の人権活動(dòng)家」陳光誠（チェン?グアンチョン）氏の「米國留學(xué)」を中國政府が認(rèn)め、同氏の処遇問題は一応の決著がついたが、ゲイリー?ロック（駱家輝）駐中國米大使の責(zé)任問題に注目が集まっている。米華字サイト?多維新聞が伝えた。

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2月には失腳した薄熙來（ボー?シーライ）前重慶市黨委書記の腹心だった王立軍（ワン?リージュン）前重慶市副市長が成都の米総領(lǐng)事館に逃げ込み、そのわずか2カ月後には軟禁されていた山東省の自宅から自力で脫出した陳氏を北京の米大使館が保護(hù)するという事件が発生、米中関係はたちまち暗雲(yún)に包まれた。

その責(zé)任を追及されているのが、初の中國系大使として鳴り物入りで就任したロック大使だ。陳氏の事件が起きたのは米中戦略?経済対話の開催直前で、クリントン國務(wù)長官も間もなく訪中するという大事な時(shí)期。それなのに、同大使はバリ島でバカンスを楽しんでおり、事件発生を聞いて慌てて戻った次第だという。

しかも、陳氏は逃げ込んだ王氏と違い、米側(cè)が自ら救いの手を差し出して大使館に保護(hù)した、と米紙ニューヨーク?タイムズが伝えている。これが事実なら、大使館の職責(zé)を超えた「內(nèi)政干渉」だ。當(dāng)然、同大使には重い責(zé)任がのしかかってくる。だが、似たような事件は歴代の大使も経験済み。そこは自らの政治手腕で外交問題にまでは発展させなかった。

ところが、同大使は中國側(cè)と良好な関係を築くという本來の職責(zé)をおろそかにしてしまった。中國外交部の劉為民（リウ?ウェイミン）報(bào)道官が「米側(cè)に謝罪を要求する」と強(qiáng)硬な態(tài)度に出たのも仕方がない。さらにはキャンベル米國務(wù)次官補(bǔ)が急きょ北京入りしたとの情報(bào)も。それは同大使には事態(tài)を収拾できなかったということを意味する。

こうした數(shù)々の失態(tài)がホワイトハウスの逆鱗に觸れたようだ。これに加え、今月4日ごろからは複數(shù)の中國メディアが同大使を非難する報(bào)道を展開。こうした報(bào)道は中國當(dāng)局の同大使に対する不満の表れとみてよいだろう。くすぶっていたものが陳氏の事件で一気に爆発したものと思われる。もしかすると、中國當(dāng)局は米側(cè)の同大使に対する不満も感じ取っていたのかもしれない。（翻訳?編集/NN）