2012年5月7日、英紙フィナンシャル?タイムズによると、アフリカ諸國へ進(jìn)出する中國商人の増加によって現(xiàn)地でのトラブルが増えるなど、中國とアフリカ諸國の関係がより複雑になっており、一觸即発の可能性もあるという。9日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

中國とアフリカ諸國の関係はこれまで、中國の巨大國有企業(yè)が現(xiàn)地でのインフラ建設(shè)と引き換えにエネルギー資源を得るというスタイルが主なものだった。しかし現(xiàn)在は、様々な目的やニーズが入り亂れ、関係がより複雑になっている。

これまでにアフリカへ進(jìn)出した中國商人の多くは、中國國內(nèi)の熾烈な競爭に勝ち殘れなかった人たち、あるいは中國國內(nèi)で仕事を見つけられず、やむなく海外へ出た人たちで、中國とアフリカ諸國との政治や貿(mào)易には興味を持っていない。ただ、アフリカ市場は競爭のレベルが低く、技術(shù)や資金、経験がなくても戦えるという思いでアフリカへ來ている。中國商人がアフリカ各地で商店をオープンした當(dāng)初、現(xiàn)地の人々にとっては非常に喜ばしい出來事だった。當(dāng)時(shí)、現(xiàn)地では既製品がほとんど手に入らなかったからである。

しかし、現(xiàn)在は中國商人が増加し、至るところで見られるようになり、中國の存在を懸念する現(xiàn)地の政治家や商人たちからは「稅金も納めず、現(xiàn)地のサプライヤーも使わず、アフリカ人をだましている」「販売している商品は品質(zhì)が悪く、劣悪な偽物である」などと指摘され、目の敵にされている。

一方、中國商人たちもアフリカ以外に行く場所がない。しかし、永住を考えている人は少なく、金を稼いだら中國へ戻るか他の國へ移ろうと思っている。現(xiàn)地の教育や醫(yī)療レベルが低いこと、生活スタイルや価値観が合わないことなどが原因だ。そのため、中國商人は現(xiàn)地社會との往來を極力避けているという。

中國とアフリカ諸國の関係悪化を防ぐ唯一の方法は、中國政府が彼らのことを見て見ぬふりをしないことである。中國とアフリカの関係で最も重要なストーリーは、スーダンの油田の上ではなく、各地の街角で展開されており、中國政府は彼らにもっと注目すべきだ。善きにつけあしきにつけ、彼らがアフリカ諸國での中國の評判に影響を與えているのだから。（翻訳?編集/HA）