人民網(wǎng)日本語版 2018年6月12日(火) 9時(shí)30分
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スバルは5日に開いた記者會(huì)見で、自動(dòng)車の燃費(fèi)と排気ガスのデータの改ざんという不正があったことを認(rèn)め、新たな不正が見つかったことも明らかにした。資料寫真。
日本の自動(dòng)車メーカー?スバルは、半年ほど前に內(nèi)部管理を強(qiáng)化すると約束したその舌の根も乾かないうちに、再び不正問題が発覚した。スバルは5日に開いた記者會(huì)見で、自動(dòng)車の燃費(fèi)と排気ガスのデータの改ざんという不正があったことを認(rèn)め、新たな不正が見つかったことも明らかにした。「日本のBMW」の異名を持つスバルは、スポーツセダン「インプレッサWRX STI」の圧倒的な品質(zhì)と高い性能でクルマ好きの関心を集めたが、その後はまるで坂道を下るように低迷していった。車のデザインがますます平凡になることは審美眼や刷新をめぐるボトルネックに過ぎないが、半年以內(nèi)に相次いで2件の不正が発覚したことは、スバルの品質(zhì)を守る砦に欠陥があったということでより深刻だ。國際環(huán)境も絶えず変化しており、スバルの進(jìn)む道はますます狹くなると予想される。北京商報(bào)が伝えた。
■データ不正
データ不正の影響を被る車両についての最新の発表によると、これまでの903臺(tái)が1551臺(tái)に増えて、ほぼ倍増した。スバルの関係者は、「車両の燃費(fèi)データと関連のパラメータのテストで、スバルは車両の速度およびテスト環(huán)境の濕度の基準(zhǔn)を守らなかった」と明かす。
問題が起きれば、誰かが責(zé)任を取らなければならない。経営責(zé)任を明確にするため、吉永泰之社長(zhǎng)がこのほど辭任した。吉永氏は會(huì)長(zhǎng)と最高経営責(zé)任者(CEO)に就任することを辭退し、問題の責(zé)任を取るとしている。吉永氏は代表権のない會(huì)長(zhǎng)に就任する予定で、ルール違反の問題に専門的に対処するという。中村知美次期社長(zhǎng)は、「新しい人事は今月22日に発効する」と話す。
スバルは昨年にも車両出荷前の燃費(fèi)?排ガスのサンプル調(diào)査で、長(zhǎng)年にわたりデータ改ざんという不正行為が行われていたことがわかった。スバルが今年4月に日本の國土交通省に提出した調(diào)査報(bào)告書によると、「このたびの調(diào)査の結(jié)果、車両903臺(tái)についてデータの改ざんが行われていた」としているが、5月中旬に同省が改めて行った調(diào)査では、903臺(tái)を上回る1551臺(tái)で不正が見つかった。
スバルはどうやら前途多難の時(shí)期に突入したとみられる。半年前の品質(zhì)問題によりスバルは世論の嵐の中に立たされ、あちこちから「品質(zhì)を30年もだましてきた」といった怨嗟の聲が上がった。日本メディアの報(bào)道では、「當(dāng)時(shí)のスバルは規(guī)定に反して無資格の社員に出荷前の新車の最終検査を行わせ、これにより再検査が必要と判斷した25萬臺(tái)のリコール(回収?無償修理)を行い、対象車はスバルの全ブランド車に及んだ」という。
■解決が待たれる內(nèi)憂
品質(zhì)が今回の不正問題の背後で人々の怒りを買ったキーワードだ。スバルはこれまでにもたびたびリコールを行い、2017年には2008~2011年モデルの「レガシ?!?、「フォレスター」、「インプレッサ」などの車種のリコールに踏み切っている。「エンジンのウォーターポンプがあってベアリング部の取付隙間が小さくなり、ベアリングが破損し、ポンプも正常に動(dòng)かなくなるといった可能性がある。続けて使用すれば、エンジンを止めた後で再び動(dòng)かすことができなくなり、非常に大きな安全上の問題を抱えている」のがリコールの理由だった。
スバルのここ數(shù)年の動(dòng)きを振り返ると、スバルは自ら墓穴を掘ってきたケースが少なくないことが見て取れる。スバルの核心である水平対向エンジン技術(shù)をみると、この技術(shù)によって車両全體の高さを低くし、長(zhǎng)さを短くすることが可能になり、車両の重量が軽くなり、走行がより安定した。そこでフォルクスワーゲン(VW)やシトロエンなど多くのメーカーがこの技術(shù)を応用した。
2つのことを両立させるのは難しい。水平対向エンジンはスバルに栄光をもたらしたと同時(shí)に、致命的な欠陥ももたらした。1つはシリンダーが橫向きに置かれているため、重要がかかるとガソリンが底部に流れ込んで、シリンダーの円滑な動(dòng)きが妨げられ、ガソリンの円滑さにも問題が生じる可能性があるということ。もう1つはピストンが水平に置かれているため、重力のはたらきとの相乗効果で、水平往復(fù)運(yùn)動(dòng)時(shí)の最上部と最下部のシリンダーが摩擦を受け、ガソリンを消耗する可能性が極めて高いということだ。さらに重要なこととして、こうしたエンジンはガソリンに関する要求が非常に高く、低燃費(fèi)で知られる日系車に比べ、スバルが自身の優(yōu)位性をあきらめなくてはならないのが確実だということがある。
こうした問題點(diǎn)がスバルを困らせてはいるが、このような低迷した狀況は中國で先に出現(xiàn)した。中國は飛躍を遂げて現(xiàn)在は世界最大の自動(dòng)車市場(chǎng)だ。スバルが最もよく指摘されるのは「品質(zhì)の問題」だけでなく、「人を見て態(tài)度を変えるやり方」だ。たとえば北米市場(chǎng)では走行距離1萬5000メートルでメンテナンスをするよう呼びかけて、日本では1萬メートルに1回でもいいとし、さらに中國では5000メートルに1回としている。
17年の中國市場(chǎng)での中翼スバルの純利益は176萬元(約2992萬円)にとどまり、車1臺(tái)あたりの利益は81~95元(約1370~1600円)にしかならなかった。重要な米國市場(chǎng)でも、スバルはそこそこの業(yè)績(jī)も上げられずにいる。米國市場(chǎng)での販売量はかつてスバルの売り上げ全體の6割を占めていた。だが過去3四半期をみると、スバルの米國市場(chǎng)での売り上げは15萬9000臺(tái)で前年同期比7.3%減少し、営業(yè)利益も13.2%減少した。
■外患の解決は難しい
スバルは中國市場(chǎng)で一定の外的要因による挫折を味わった。傘下の車種は引き続き輸入方式によって中國で販売しているため、コストパフォーマンスの點(diǎn)で現(xiàn)地製造を達(dá)成したライバルたちよりも弱いという現(xiàn)実に直面しなければならない。需要が旺盛な米國でさえ、スバルはより多くの工場(chǎng)を建設(shè)する計(jì)畫はない。実際、スバルが日本以外で建設(shè)した工場(chǎng)は1カ所しかなく、米國のスバル?オブ?インディアナ?オートモーティブの工場(chǎng)だけだ。
別の不確定要素にも巻き込まれている。米國のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)のいつ変わるかわからない外交政策だ。これまでスバルは米國に工場(chǎng)を増?jiān)O(shè)するかどうかを訪ねられると、「米國政府の政策を懸念している。新工場(chǎng)を1カ所建設(shè)するより、既存の設(shè)備を拡大したい」と答えていた。工場(chǎng)を建設(shè)したとして、十分な數(shù)の従業(yè)員が集まるかどうかという問題もある。
予想は當(dāng)たり、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は先月、「米通商拡大法」232條に基づく調(diào)査を再び発動(dòng)すると発表し、このたびの関稅をめぐる大なたは自動(dòng)車産業(yè)に向かって振るわれることになった。日本の自動(dòng)車メーカーにしてみればまさに晴天の霹靂だ。日本が米國に輸出する自動(dòng)車は日本の自動(dòng)車輸出全體の40%を占め、金額は4兆6000億元(約78兆2000億円)に上り、輸出全體に占める割合は30%に迫る。巣がひっくり返ったのに割れていない卵があるだろうか。スバルは今回、最も力を入れる市場(chǎng)に根を下ろせるだろうか。
より深刻なことは、スバルが自動(dòng)車市場(chǎng)でマイナーブランドから脫卻できていないことだ?,F(xiàn)在の大手自動(dòng)車メーカーは新エネルギー車をめぐるパイの爭(zhēng)奪戦を繰り広げている。14~16年には、世界の新エネ乗用車の販売量が年複合成長(zhǎng)率で48.3%に達(dá)し、今後3年間も40%以上の高い成長(zhǎng)率を維持するとみられる。成熟した自動(dòng)車市場(chǎng)をもつ歐州?米國では、すでにテスラモーターズという有名な技術(shù)メーカーがあり、VW、ゼネラルモーターズ、フォードなど実力の高いメーカーが追隨し、將來の自動(dòng)車の爭(zhēng)奪戦市場(chǎng)では、スバルは決して安穏としてはいられない。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS)
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